私は各メーカーのミラーレスを以下の2種類に分類している。一つはコンデジの最高峰としての位置づけ。操作性はほとんどコンデジと同じで撮れる。フルオートが基本で時々フィルターをかける程度。コンデジよりも撮像素子とレンズがいいので、撮れる写真は本格派だけど、撮る操作はカメラまかせという初心者向け。
もう一つは一眼レフの小型版。絞りとかシャッタースピードとかいじりながらじっくり撮るタイプ。本物一眼レフよりもAFが遅いことが多いので、動きの速い被写体に向かないけど、静物相手ならエントリークラスの一眼レフに負けないスペック。
先日発表になったEOS Mは明らかに前者。コンデジ風味の外見や少ないボタン数から見て、操作性はきっとコンデジユーザがしっくり来るようになっているはず。ただし、中身は一眼レフエントリーモデルの最新機種Kiss X6iと同等ということなので、性能は充分一眼クラス。コンデジの操作性そのままで一眼クオリティを楽しみたい人には良さそうな感じ。逆に言うとハイアマチュアのセカンドカメラとしてはあんまり面白くないのかな?(よくわかってません
私の現有ミラーレス、NEX-5もフルオートがメインで撮るタイプ。極限まで小さいのにグリップは握りやすく、撮れる画もキレイで、ホント申し分ないんですよね。申し分ないんですけど、ちょっと浮気してみたい気持ちも。絞り優先とかいろいろダイヤルとかいじりながら撮ってみたいじゃないですか。PowerShot S95をいじってみて、そういうのも面白いかもと思ったのかもしれません。
で、目を付けたカメラが2機種。NEX-7とOM-D E-M5。NEX-7の方が外見が好みに合うし、さらに小さくて軽い。撮像素子が大きいのも魅力。優秀な機械としてのオーラが出てる気がするんですよね。でも、でもね、ついうっかり選んでしまったのは、こちら。
・高性能本体手ぶれ補正。心や身体にストレスがかかるとすぐに手が震える手ぶれ大魔王としてはかなり重要。レンズ側での補正だとあらゆるレンズに手ぶれ補正が付いてるわけじゃないですからね。「世界初 5軸対応手ぶれ補正」に期待したいじゃないですか。
・標準ズームレンズ。Eマウントってキット付属のズームレンズ18-55mmよりも望遠側って考えると、いきなり18-200mmになっちゃうじゃないですか。アレはさすがに巨大すぎますよね。私は換算24-120mm相当の5倍ズームあたりが好きなんですが、Eマウントにないですよね。まあm4/3にも無いんですけど(笑)、今回のOM-Dには24-100mm相当のレンズが付属するので、まあガマンできるかなと思って。しかもこのレンズ、マクロモードも付いているので、ホントにこれ一本あったら旅に出られそうです。
その他、派手なオリンパスの発色はもともと好きだし、ドラマチックトーンなどのアートフィルターも面白そう。従来機種で不安だった撮像素子も安心と信頼の高性能SONY製に変わったらしく(よく知りませんが)、この辺のことも後押ししてくれた気がします。
だがしかし、一番のきっかけはとくみつさんが買ったことなんですよ。ブログ記事見てたら欲しくなっちゃったんですよ。まあ、私が買ったのは色違いのブラックモデルなんですがw
さて、開封前からわかってるOM-Dのここがイヤ。まずはちょっとでかい。とくにあの無駄にでかい軍艦部、あれなに?単にデザインのため?要らないんですけど。あと、キットレンズのED12-50mmもちょっとだけ長すぎる気がします。もうちょっと短くなりそうだけどなあ。そしてなによりもイヤなのが、宮崎あおい。ものすごく似合わない。オレの求めている宮崎あおいはあんなんじゃない。無理してOM-Dで使わなくてもいいのに。まあオリンパスのカメラを買う人がいるのはほとんど宮崎あおいのおかげなので、頼りたいという気持ちはわかるけど。
というわけで、時間が取れたら今週末あたりからちょっと試しに使ってみたいと思います。