だるま王国の田舎町から

創刊号が出てからまだ2週間。わずかしか発信していないにもかかわらず、早くも存亡の危機。これまでもブログ名が紛らわしいと係争中であったmono-logueとb's mono-logが、本通信第4号の記事をきっかけに、どちらがアルジェンタンの名付け親かを巡って全面戦争に突入。けんかをやめて、二人をとめて、私のために争わないで〜状態になってしまった責任は重い(いや、なってないから)。

さらに、記事のタイトルも不適切であるとの強い指摘も受けている。

こういった状況を重く見て、本通信のコンプライアンスについて精査したところ、だるま通信という名称自体が不適切であることが判明した。これまで発信されたすべてが、だるま王国からではなく東京から発信されていたのだ。まさに看板に偽りあり。そこで、今回はだるま王国の様子についてだるま王国内から発信したいと思う(長い上に余計な前振りはここまで)。

私の住む街は、明治時代には国内有数の商業都市だったらしいのだが、戦後一貫してキレイな右下がりの直線を描いて衰退し続けている。むかし栄えていた名残もないわけではないのだが、何しろ衰退が長年に及ぶため、あらゆるものがすべて古くてみすぼらしい。きっと日本中の地方都市の多くがこうなんだろうなあと思うけど。

市域の多くは山地か市街地で、農業は盛んではなく、かといって大型工業団地や大型ショッピングセンターの誘致にも成功しなかったため、周囲よりも衰退が激しい感じ。最近、ようやく近くを高速道路が通ったものの、市内にはインターチェンジはなく、隣の市まで行かないと高速道路にも乗れない。鉄道はなんと4路線も走っているけど、どれも1時間に1本程度のローカル線。なぜか3路線以上が乗り換えられる駅は存在しない。
市内中心駅近くのメインストリート。アーケード街もあるけど、日曜だから閉まってるのか、いつでも閉まってるのかは不明。日曜日の昼間、あてもなく散歩する老人と部活中の高校生以外の人に出くわすことは滅多にない。住み始めて9か月の間に「閉店のお知らせ」はいくつも見たし、取り壊された建物もたくさん。逆に新規着工なんていう景気のいい話は聞いたこともない。

はずだったのですが、市内中心部ではかなり珍しい、大型物件の建築現場を発見しました。
すごい、高級そうなマンション?それともオフィス?と思っていたら、どうやら介護付き老人マンションらしいです。ううむ。若者たちがみすぼらしいアパートに住んでる脇で老人がこういうところに住むんですか…車の運転がきつくなってきた老人が山から下りてきて、市内中心部スーパーまで歩いて通えるところに移住する例が増えてきたという話は以前から聞いていたのですが、今後ますます中心部は老人の街になるんでしょうね。

今は田舎町の話ですが、近い将来、国中で似たようなことが起こるんでしょうね。