Apple Watch

すごく久しぶりにAppleの新製品を予約開始直後に予約して、発売日に入手しました。まあ、実際そこまで欲しかったわけでもないのですが(ぉ、Appleの新ジャンル商品というのはずいぶん久しぶりですから、まあたまには買ってみるかと。

発売前から評判はイマイチで、発売後も評判はイマイチ、そして今はだれも話題にしないという残念な感じではありますが、Appleの新製品というのは、まあだいたいそういう感じなわけで。うまく行けば第3世代くらいでブレイクするかどうか、という流れが普通ですよね。そういった意味でも初物を買うのは得策ではないのですが、最近デジタルガジェットを何も買ってなかったので。


買ったのはこちらのモデル。本体がステンレス製のちょっと高い方のモデルで、ベルトは今回のラインナップの中でおそらくAppleが一押しと思われるやつ。このモデルを選んだ理由は、予約時にWebで見たときに、まあそこそこ上品そうに見えたのと、ゴムや革製のバンドだと汗がたまって汗疹ができやすいので、金属製バンドしか選択肢がなかったこと。これよりよさそうなバンドもあったのですが、さすがに10万円超えはありえないだろうということもあったり。


バンドは磁石で固定するようになっていて、どこでも固定可能なので、装着はとても簡単です。ただ、磁石の力が結構強いので、外すのにはちょっとコツがいる感じ。まあ、しっかり固定するためには磁石をある程度強くしないといけないですからね。本体裏側に見えるのは光センサーで、装着中定期的に血流を読み取っているらしく、脈拍数が自動的に記録されます。私は運動とかしないので、脈拍を調べられても別にいいことないのですが……


外見的にはまあ意見が分かれるところかもしれませんが、そんなにオシャレじゃないですよね。腕時計としてもデジタルガジェットとしてもいまいちカッコイイという感じはしないような……まあ、見慣れると印象も変わってくるのでしょうか。

機能的にはiPhoneへの着信を通知する子機として使用するのがメインかな。電話を着信すればApple Watchで通話することもできますが、恥ずかしすぎてまだ通話機能は使ったことがありません(笑。メールを受信すれば全文読むことができます。あとはカレンダーで今後のスケジュールの確認とかに使っているかなあ。

FacebookやEchofonなどApple Watch非対応のアプリの場合にはiPhone上に表示される通知しか見ることができません。コメントが付いたとか、Mentionが来たとかはわかるのですが、中身を見ることができないので、確認するためにはiPhoneを使わないといけないんですよね。まあ、その辺は後々アプリ側が改善されていくんだと思いますが。

使用時は基本的にマナーモードにしているので、通知はバイブレーションになるのですが、無意識の時に手首に振動が来ると結構ビックリします。なので、室内でおとなしくしていて気がつかないことはないのですが、腕を振って歩いているときや、ものすごく揺れるローカル線に乗っていると案外気がつきません。環境に応じてバイブレーションの強さを変えてくれてもいいのになあと思ったり。

電池の保ちについては、朝の出勤時に付けて帰宅時に外す感じ(14時間使用)で、電池がまだ50%残っている感じなので、1日は余裕で使えそうですが2日間の使用はムリですね。毎晩寝るときに充電が必要でしょう。まあ、これは習慣にすればいいので、それほど大きな問題ではないかも。一方、iPhoneを見る回数が減るからiPhoneの電池が保つようになるという話でしたが、Apple Watchと一日中通信しているせいか、iPhoneの電池の消費は早くなった気がします。これはちょっと意外でした。


というわけで、全体的にそれなりに満足していますが、値段分だけの価値はないかなあという印象です。今後ソフトウェアの進化でより使いやすくなると評価も変わるのかもしれませんが、今のところは、まあこんなもんかなという感じ。スマートウォッチというものがどんなものなのかが体験できてよかったくらいの感想でしょうか。

とりあえず一通りいろんな人に自慢したので、真っ先に買った分の元は取れたかもしれません(笑。今後も使い続けるかどうかは、夏の暑い日に腕にモノを巻いておくという煩わしさを克服できるかどうかがポイントなような気がします。