三代目iPad到着

すでにご存じの通り、先週末新しいiPadが賑々しく発売されましたね。その詳細なスペックやこの製品の持つ可能性についてはすでに多くのwebメディアなどで紹介され、ジャーナリストの方々によってレビューされているので、すでにご存じのことでありましょう。地味な進歩に対してITジャーナリストの皆様方はなかなか好意的。ビューワーとしての完成領域に達していろいろ使えるようになったという感じでしょうか。(ビューワーだけじゃなくて創作にも使えるっていう意見もあるけど、それはどうかなあ)それに対して個人ブログやTwitter上ではあんまり話題になっていないよねえ…まあ、このあたりで、すでに今のところの評判というのがわかるというか・・・と思っていたら、今になって続々とレビューが上がってきてるじゃないですか。あ、買ってもいないBさんのところにも詳細なレビューが(笑。もう書くことないじゃん…

さて、我が家には発売から1日遅れの土曜日に到着したわけで、早速ちょっと試用中。同期させたいデータがある母艦はだるま王国にあるので、本格稼働は数日後になる予定だけど、まずは第一印象を少し。

三代目の最大のというかほぼ唯一のセールスポイントは、ディスプレイの解像度。同じ画面サイズながら二代目までの2×2で4倍の情報量。ドットが細かくなって普通には1点1点が認識できないレベル。これは看板に偽りなく実際すごくキレイ。特に文字は従来に比べてぴしっと引き締まって、くっきり見える(もうたくさん写真は上がってるので画面の写真は割愛)。文字を読むデバイスとして正しい進化。これはいい。買って良かった。ただ、これになれちゃうと普段使ってるパソコンのモニタがぼやけてるように見えてしまって、それはそれでどうしたものかと・・・。

なお、高解像度ディスプレイもたいしたことない、二代目まででも充分キレイだったからそれ以上の進化は意味がないというツイートも一部で見たけれど、これはドットが見えなくなる閾値がどこにあるのかが個人個人で違うせい。年齢が進んでしまって近くの細かいものに焦点が合わなくなった世代には、不要の高性能なんだと確かに思う。三代目がすばらしいというのは目が若い証拠ではなかろうか(笑。キレイと言っても3日で慣れるという指摘は、まあそういう側面も確かにあるけど、細かい文字が読める視力があれば情報量の差は歴然ですから、やっぱり意味がある進化だと思いますね。

文字の次に気になるのは写真。当然だけど全然違いますね。というか、いままでiPadに対応するように解像度落とした写真を同期させていたんだけど、それでは全然ダメ。元の高解像度の写真と同期させ直してみると全然違いますよ。くっきりはっきり。写真を表示するための電子デバイスとしてこれまでで一番の性能を有していることは実感できます。が、そうなると容量の問題が。16GBにしたのは失敗だったかな(笑。最近のデジカメでちらほら見られる、撮った写真のWifi転送機能と組み合わせて使えば最高の写真ビューアーになりそう。iPadへの転送はコンデジから一眼まであらゆるカメラにつけて欲しい機能になりそうですね。

それ以外でキレイだなあと思ったのはマップかな。特に衛星写真はなかなかキレイ。といってもだるま王国の私が住んでる街は高解像度データがもともと存在しないので、ぼやけてて全然キレイじゃないのだけれども。あとはiPad用ではないiPhoneアプリの2倍表示がキレイになったのはうれしいかな。今までのギザギザ表示がひどすぎただけという話もあるけど、使っていて違和感ない感じになったのはうれしい(PathってiPadアプリないよね?

でもまだ、現状としてはこのキレイなディスプレイは充分活かされているとは限らないんだよね。アプリが対応していなかったり、webに貼られている画像の解像度が低いせいで、画面全体の印象はしゃっきりしなかったり。一部のアプリでは画面表示に異常があることもあるし。iPadアプリが完全対応してwebに載る写真の解像度が上がったらと思うとますます楽しみな感じですね。

結論としては二代目持ってる人が買い換えるべきかは、ちょっと悩みどころですが、視力に自信がある方(笑)は買い換えても損はないと思います。二代目持ってない人はとりあえず買ってみることをおすすめしたいと思います。