AMUSER プリザーバー

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この記事はWillVii株式会社が運営するレビューサイト「みんぽす」が行うブログレビュー企画に参加して書いています。
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お酒に強い人ならば、開けたワインは飲みきってしまうんだと思いますが、我が家は夫婦ともにあまり強くないので、白赤2本のワインを開けたら3日くらいかけて飲むのが普通です。というわけで開けたワインを保存しなければいけません。ただ栓をするだけならば、抜いたコルクを差し直せばいいのですが、そのままだとワインボトルの中に残る酸素によってワインの味が悪くなってしまいます。何とかして酸素を追い出したい。

ワインボトルから空気を追い出すためのワイングッズはいくつも売られています。もっとも一般的なのはゴム栓とプラスチック製のハンドポンプが別になっているものです。それに対して、今日紹介するAMUSER ワインプリザーバーはポンプとゴム栓が一体化している、ちょっと珍しい製品です。


黒いゴム栓とステンレスのポンプが一体化しています。


ゴム栓をワインボトルにはめて、上の銀色のボタンを押すとボタンが戻ってくる時にボトル内の空気が抜けます。ボトル内の空気の量にもよりますが、数十回押すとボタンが押されたまま戻ってこなくなります。この状態で冷蔵庫等に立てて保管することになります。翌日ワインを飲む時はそのまま栓を抜けばOK。シュッという音で減圧状態が保たれていたことがわかります。

私は普段、他社のハンドポンプが別になった商品を使っているのですが、それに比べると軽い力でボタンが押せる点はいいのですが、ストロークが短い分、押す回数はかなり多くなり、それはそれでちょっと面倒かもしれません。

見てわかるとおり、このプリザーバー、上部に数字が刻まれていまして、ワインを開けた日をメモっておくことができるんですね。芸が細かいというか、なんというか… まあでもワインは、たとえ空気を抜いても、開けたら3日くらいで飲まないと味が大幅に変わってしまうので、忘れる前に飲みきるのが基本だと思うんですよね。なので、開栓日メモ機能はなくてもいいような気がするのですが、どうなんでしょうか……

あと、この商品は丸ごと水洗いができるのですが、普通に洗うとポンプ内部に水が入り、その水がなかなか全部は外に出てくれません。ポンプを動かしながらひっくり返したり、いろいろやってようやく抜ける感じです。なんかちょっと気持ち悪いですね。まあ、それほど頻繁に洗うものでもないとは思いますが、もう少しなんとかならないものでしょうか。


ところで、この製品を使うとどれくらいの量の空気が除かれるのでしょうか。簡単に実験してみました。

ワインボトルだと中が見えにくいので、同じくらいの大きさの無色透明の角形ガラス瓶に半分ほど水を入れまして、そこにわずかに空気を入れた小さな風船を。

この状態からプリザーバーでめいっぱい空気を抜くと、瓶の中の気圧が下がる分だけ風船が膨らむはずですが…

ほとんど変化がないですかね。微妙に膨らんだ?って感じですね。

それに対して私が普段使っている他社製品だと

これくらいは膨らみます。風船のゴムが縮もうとする圧力の大きさがわからないので、定量的なことはいえませんが、他社製品の方が空気をくみ出す能力は高いようです。まあ、本製品の場合、空気をくみ出すというのはおまけの機能だと思えばいいのかもしれませんね。


次回はスパークリングワイン用のプリザーバーを取り上げます。