しばらくの間、Olasonic TW-S5 を13インチ MacBook Air に接続して試用してきました。
安普請のマンションで夜間しか家にいないため、結局大音量での視聴は出来ませんでしたが、まあひとりで楽しむ音量で使うのがこのスピーカーの基本的な使い方ですから、それはそれでいいのかもしれません。使っていて気がついたのは、やはりどこに置くかでずいぶん聞こえ方の印象が違うというところ。小さいスピーカーを比較的近いところに設置して使うので、場所と向きの影響は少なくなさそうです。実際に設置するときは少し試行錯誤した方がいいような気がします。
さて、私は普段何を聴いているかというと…
Perfumeっておっさん向けのアイドルとして完成されてるなあって思うんですよね。レオ様もまあいいんだけどやっぱり中田ヤスタカはスバラシイですよ。凡人がついていけないほどおしゃれ過ぎもせず、かといって昭和歌謡丸出しでもない。おっさんにとって馴染みやすくて、すべてがほどよい感じ。夏に出た Spending all my time、ファンの間では賛否両論あったようですが、ワタシは大好き。衣装を含めPVの出来が特にスバラシイ。(って、脱線しすぎだ
こういう楽曲の場合、TW-S5とTW-D7WMでは音の印象が大きく異なります。鋭い音が連続的に続いていくわけですが、D7WMの方が一つ一つの音が澄んで聞こえるため、アタックが強く感じ、また余韻にもよい効果を与えているように思います。じゃあS5はダメかというとそんなことはなく、音の透明感は若干低くてもサイズの割には中低音部もしっかり出ているように感じました。他社製品と直接比較は出来ていませんが、同一価格帯で類似サイズのスピーカーの中では音のキレも豊かさも勝っている方なのではないでしょうか。楽しく鑑賞できますね。
さて次は・・・たまにはクラシックでも聴いてみましょうか。もうまもなく年末、第九の季節ですから、いまから予習しましょう。
というわけで、お気に入りのサイモン・ラトル&ウィーンフィルのベートーヴェン交響曲全集から第9番。そもそもパソコンでクラシック聴いてどうすんのよ、というご意見もあるかと思いますが、今時まっとうなコンポとか持ってる家の方が少ないじゃないですか…(Olasonicからマニアウケしそうなコンポが出るようですが…)
で、実際聴いてみるとD7WMでもS5でも結構鑑賞できます。臨場感とまではいかなくても聴いているといい気持ちになってきます。こういう曲もやはりD7WMの方が一枚上手ですが、S5もかなり善戦しています。案外ありなんじゃないかなあ。
では逆に音質の低いソースの場合はどうでしょう。Appleの提供するテレビ電話、FaceTimeのスピーカーとして使ってみました。もともとの音が悪いので、話してる相手が目の前にいるように聞こえるとかの奇跡は起きませんが(笑、パソコンのスピーカーに比べて、音に厚みが出て、声を聞き取るときの不快感は大幅に低減される気がします。ただし、相手方のマイクの特性との相性もあるのですが、一部こもったような声になって聞き取りにくいことがあるかもしれません。
そんなこんなで、一ヶ月近く試用してきましたTW-S5ですが、すっかり我が家に馴染んでしまって返却するのが寂しいです… というか、あすからMacBook Airでどうやって音を聴こう。もうパソコン本体のスピーカーには戻りたくないなあ…
小さくてどこにでも設置できて持ち運びも簡単。接続もUSBケーブルだけ。それでいて安物スピーカーとは全然違う音が出るんですから、買っちゃうしかないのかなあ。でも、設置場所が確保できてあんまり持ち運びをしないなら、オリジナルのS7の方がいいかなあ。しばらく悩みそうです・・・