香港の出入国自動化ゲート e-Channel Service

外国旅行をしていてメンドクサイのが入国審査。日本人が日本に入国するのは一瞬で終わりますが、外国に行くとそう簡単ではありません。

ヨーロッパの場合は、審査自体は非常に簡単に、多くの場合なにも聞かれずに一瞬で終わるのですが、順番待ちは結構ひどいです。前に中国人やアラブ人の団体がいると、もう絶望的です。そういう時はだれも並んでいないEUパスポート用のブースで退屈にしている審査官に日本のパスポートを振ってみせるとこっちに来いと呼んでくれることが多いです。

アメリカの場合もアラブ人、中国人、インド人、ヒスパニックなどの列ができていると絶望的です。あと、アメリカは入国の際にある程度会話をしないと入れてくれません。結構細かいことまで聞かれることがあるので、旅行の内容をきちんと説明できるようにしておきましょう。ここは老人や障害者と同行していない限りはショートカットするのは難しいので、おとなしく並ぶしかないですね。

香港の場合は、機内で入国書類を書いておく必要はありますが、入国審査時にはほとんどなにも聞かれないと思います。ただし、行列は結構長いことが多いので、30分適度並ぶこともあります。しかし、香港はずいぶん前から出入国ゲートの自動化を進めていまして、香港人はみんなここを通ります。さらに、外国人でも一部の人は手続きをすれば自動化ゲートを通ることができるのです。日本人の場合、主要航空会社の上級会員ならばOK。初回は普通に入国して手続きをする必要がありますが、一度手続きをすれば、あとは自動化ゲートを利用できます。詳しくはこちら


というわけで、手続きしてみました。ものすごくアナログな手続きを終えるとパスポートの裏表紙にシールを貼られます。ゲートの入口でバーコードを読み取らせ、ゲートの中で指紋を読み取らせればゲートが開きます。これでもう出入国時に列に並ぶ必要も無いですし、入国書類を書く必要もありません。パスポートにハンコを押してくれないのでは?と思うかもしれませんが、そもそも最近、香港では普通に入国してもハンコは押してもらえません。それほど頻繁に香港に行かない人でも、香港からマカオに行く人には結構便利です。香港出国時に混雑していると、チケットを買った船に乗り遅れることがありますからね。

というわけで、せっかく手続きしたんだから、また香港に行かなくちゃ(ぉ