夜、京都に着いて、ホテルに荷物を置いて、地下鉄で向かった先は烏丸御池。三条通からものすごく細い路地を入っていった奥にそのお店はあります。co1さんオススメのお店、福松。京料理というよりは割烹、高級居酒屋かなあ。とにかく知らなきゃたどり着けない料理屋さんです。
とりあえずビールでも飲みながら落ちつきますか。
お店は掘りごたつ式のカウンターで、二人の板前さんとおねえさんで切り盛りしています。カウンタ越しに職人さんの仕事が見られるのはいいですねえ。おお、その切れ端、捨てちゃうんだ、もったいないなあ。捨てるならオレにくれとか思いながら見ていました。あと、できあがったお椀、手を滑らして一つこぼしちゃったのがもったいなかったです(笑
日本酒にもこだわりがあるお店のようですので、早めに日本酒に切り替え。ふりがなが振ってあるのが親切ですね!
このお店は、なにも言わなくても、まず一汁三菜が出てきます。
まずはいかの塩辛とホウレンソウのおひたし。塩辛は軟らかい味で美味しかったですね。
しめさば。ほどよいしめ具合が大変美味しゅうございました。
続いて椀もの。ふたに霧吹きで水が吹いてあるのが京都らしくていいですね。
芋が主役でした(笑
そして、八寸。一つ一つ工夫の跡が見られ、丁寧に料理されている感じ。
ここからアラカルトが始まるわけで、
メニューに牡蠣を使った物が多かったので、かきだし巻き。目の前で焼かれていくのを見てそのできたてを食べるというのはなかなかいいものです。
鯛の昆布〆と蕪のカルパッチョ。昆布〆好きなんですよねえ。
隣のお客さんと板前さんの会話。
「鯛中骨塩焼って、これ、六十円?」
「え?いやいや、二百八十円ですよ。そんなに安い訳ないじゃないですか」
「いや、だって奉仕品って書いてあるから。」
確かに六〇円に見えるな。いかげそ幽庵焼きも赤だしも六〇円だな・・・
満腹になったし、そろそろしめにするかな。
「すいません、鯛茶漬けください」
「ああ、鮭っていう字は鯛と似てますから間違えやすいですよね。それ鮭茶漬けなんd……あれ、ホントに鯛茶漬けって書いてある。なぜ・・・」
メニュー書く人が間違えたらしい(笑
わかりました、じゃあ鯛茶漬け作ります!といって出てきたもの。大変美味しゅうございました。
デザートはほうじ茶アイス。香ばしくてオトナの味ですね。美味しかったです。
というわけで、堪能しました。京料理ともおばんざいとも違う、割烹料理ですね。感動する味じゃないけど、しみじみ美味しい感じ。あと、思ったより値段が安い。二人で一万円払うとおつりがお札で来る感じ。近所にあったら毎週通っちゃいそうなお店でした!