この時期になるとほぼ毎年、上海蟹を食べに行きます。値段ほどの価値があるのか?とか、そんなに美味いか?とか、いろいろご意見もあるかと思いますが、まあ、季節のものなので。養殖環境の悪化のため、汚染物質まみれで身体に悪いという噂もありますが、年に一度食べるくらいなら死なないですよね(笑
さて、上海蟹は身が少なくて殻が固いので食べるのが大変なのですが、このお店は殻から出してくれるので親切。食べやすいので行くならここと決めています。去年の記事はこちら。SEL50F18で写真撮ってますね。今年はSEL35F18です。
さて、この店、ミシュランの星をとっちゃったりして高級感出しまくりで、二胡の生演奏とかがあったりするのですが、ツマがこの生演奏が嫌いだというのです。「近くにこの店のディフュージョンがあるらしいじゃない。ちょっとおしゃれっぽいし、一度そっちに行ってみたい」というので、今年はちょっと安い方のお店にしてしまいました。私は一年近く前に一度ランチに行ったことがありますが、奥様にはナイショです!(笑
こぢんまりとしていながらもちょっとおしゃれな入口を入るとエレベーターで3階へ。2階は元倉庫だったので天井が高い広々した空間が若者向けにおしゃれに内装されているのですが、3階は天井が低く落ちついた雰囲気。
ついたてとかあってわずかに個室感があります。まあ、声とか筒抜けですけど。
天井の照明も一応凝ってたり、
床のタイルもおしゃれだったり、それなりに考えられていますね。でも雰囲気は2階と全然違うなあ。
まずは前菜5種盛り。中華の前菜、特に焼き物が好きなんですよね。
そしていきなりメインイベント、上海蟹の紹興酒漬け。webで見たメニューでは半身だったのですが、変更があったようで一杯丸々出てきました。超美味いです。今日はこれを食べに来たと言ってもいい。濃厚な生の蟹味噌と甘みの強い紹興酒だれの味わいが絶妙。オススメです。
フカヒレと白菜のスープ。濃厚でうまみが強い。姿煮ではなくスープにすることでコストダウンですね。でも充分美味しいです。
次は北京ダック!
脂がじゅわっとしみ出て美味しいんですよね…見せに来たダックは半身だったのですが、出てくる北京ダックは一人一本。残りはいずこへ?(笑
そしてメインディッシュ、雄の上海蟹の姿蒸し。これを自分で解体するのは大変なのですが、このお店でもお店の人が解体してくれます。
一番の御馳走、蟹味噌。濃厚すぎず食べやすくてよかったですね。時期の違いとか個体差なのかもしれませんが、本家よりも一回り小さく、蟹味噌が少なかった気がします。この辺が向こうとの値段の違いなんですかね。でも、これくらいの方が食べやすくていいんじゃないかなあと思いました。
残った身は蟹味噌などと合わせて調理して持ってきました。これも美味しかった。花巻付き。
蟹は身体が冷えるので、生姜湯が必須です。
牛肉のしゃぶしゃぶ、中華風ソース。
豆苗の炒め物。スーパーで売ってる豆苗とは全然違いますね。
しめは蟹肉入りチャーハン。
デザートはマンゴープリンと思わせてマンゴーの冷たいスープでした。
ティーポットにステッチ模様が入っていたりするあたり、カジュアルを意識しているんですかね。
味は全体的にとても美味しく、本家に引けをとらない気がします。蟹のシーズン以外にもまた来てみたいなあと思った夕食でした。