ANA 210便 FRA-NRT

出張用務は夕方で終了。行きと同じ羽田便だと欧州昼発なので、もう一泊しないといけないんだけど、出張経費節約となるべく早く出勤する必要があったため、泊まらずにそのまま夜発の成田便で帰るスケジュール。

夕暮れのジュネーブ国際空港は雨。

でも雲の上まで飛んじゃえば天気関係ないからね。ちょうど日暮れの時刻。もうちょっといい写真が撮れそうなんだけど、窓にキレイな部分が少なくて、さらに窓への映り込みがひどい(レンズ先端部分を隠しても二重窓の外側の窓に映り込む)ので、撮れる方角が決まってる上に飛行機が頻繁に向きを変えるものだから結構撮るの大変。日はどんどん沈むしねえ。(言い訳の多いやつにろくなやつはいない

で、フランクフルト到着。乗り継ぎ時間はわずか。往路で通ったトンネルを抜けて急いで出国。出国審査は並ばないし、一瞬で終わるのでラク。さらに行きと違って乗り継ぎ時にフランクフルトでは手荷物検査がないのもいい。で、免税店をさっと一回りしたらもう搭乗開始の時刻。でもラウンジ行かないのはもったいないという貧乏根性でラウンジチェック。昨年、ANA成田便出発ゲートの目の前に移転した新しいラウンジ、かなり広いしキレイだし、すばらしい。今まではいつでも混雑だったけど、これなら優雅に使えるねえ。と思いつつもゆっくりする時間などなく、目の前の搭乗ゲートへ。ここへ来ると日本に帰ってきた気がする!(まだドイツだけど)日本人だらけというのもあるけど、マスクしてる人が多数。欧州滞在中一度も目にしなかった白いマスク。欧米では重症の患者さん以外マスクしないからねえ…というわけで搭乗開始。

成田便は行きに乗った羽田便と同じ777だけど、羽田便の777とは違って新型の座席(787と同じタイプ)。ビジネスクラスは個室感が強いフルフラットシート。テレビモニターも大きくてかなりキレイ。隣席が真横に来ない互い違いの構造なので、隣の人と顔を合わせることがない。同じ料金なら絶対こっちがおすすめ。まあ、新婚旅行で奮発してビジネスという場合には機内で見つめ合ったり手を握ったり会話したりできないので不向きだと思いますが(笑)。詳しくはこちら

まずはシャンパンとおつまみ。

夕食は和食をチョイス。質量ともにまあ良かったのではないかと思います。以前に比べるとレベルが下がったという評判は良く耳にしますけどね。とりあえず日本発の方がおいしいことだけは間違いないですね…

夜中におなかがすいたらいつでもお食事サービスが。一番上のカレーセットもおいしいというウワサです。私は小食なので夜食は頼んだことないですけど…

そんなこんなでシベリア上空で夜が明けまして。あ、ちなみに私は夜の間ブラインドを下げているんですけど、開けたまま見てると時々オーロラが見えることがあるみたいですね。

朝食の時間。またしても和食に。量は少ないですけどおいしかったですよ。

そしていよいよ日本海から新潟県新発田紫雲寺付近(手前に見える川は加治川)から日本上陸し、飯豊山地付近を南下と思ったらいきなり飛行機が大きく向きを変え始めたんですよ。なんのアナウンスもなしに。初め西の方に向かい始めたから、てっきりハイジャックされて北朝鮮にでも向かうのかと思いましたよ(ぉ)

なんて思っていたらぐるぐる旋回をしまして、よほど新潟に未練があるのかと思ったら、成田空港でユナイテッド機が滑走路上でトラブったらしく滑走路閉鎖してるからそこで待ってろという指示だったらしく・・・

その後日立市上空でも一回り。着陸態勢に入ったあとも犬吠埼から利根川霞ヶ浦方面へと旋回して土浦から引き返して成田に入るという不思議なルート。なかなか貴重な着陸経験でしたよ。到着は1時間近く遅れてしまい、ダルマ王国行きの高速バスに乗れなくなっちゃったので、仕方なく電車で帰りましたけど・・・

と、まあそんな感じの旅でありました。

 

ジュネーブの交通

ジュネーブの市内交通は主にバスと路面電車。バスはトロリーバスや2両編成バスなど大がかりなやつが結構多く、交通手段の中心的存在。日本の場合、バスは都会では前乗りで料金先払い、田舎では後乗りで料金後払いだけど、ジュネーブではバスの車内では料金を払わない。バス停にある自動券売機で切符を買う。

これが自動券売機。なんと全部のバス停にある。ただし、何回かバス乗ったけど、この券売機を使っているところは一度も見ていない。きっとみんな定期券持ってるんだよね?

で、バスはすべてのドアから乗り降り自由。検札もほとんどないようで、無賃乗車し放題。だけど、抜き打ち検札に見つかると高額罰金という欧州にはありがちなスタイル。

ちなみにジュネーブのホテルに泊まっているすべての観光客は、ホテルのフロントで滞在期間中だけ有効なバスカードが無料でもらえる。なので、滞在中の市内の移動は基本的に無料。すごくありがたいシステム。他の街でも真似すればみんな喜ぶと思うけどなあ。まあ、その分誰が金払ってるんだっていう話だけど。実はホテルの宿泊費に一律上乗せとかだったら笑うけどw

ということで、現地滞在編は終了。次回は帰国編。

ジュネーブ食べ物編

フランスに近いとはいえ、ジュネーブもスイス。美食の国ではないので、基本的に食べ物は質素。名物なんてチーズ料理しかないはず。海がなくて高い山ばかりだからしょうがないよね。というわけでチーズ料理を食べてきましたよ。

 

到着日のお昼は中央駅近くの、こぢんまりとしたレストランへ。で、頼んだのはピザ。いきなりイタリア料理じゃんorz まあでもチーズの国だからとクアトロフロマージュにしてみました。でも4種類のチーズが何だったのか忘れた。何でメニューの写真撮ってないんだ?メインのチーズは多分グリュイエール。ゴルゴンゾーラとおぼしきブルーチーズものっていて、とにかくヘヴィー。超熟タイプの濃厚なチーズばかりで、美味しいんだけど食べ進むとだんだんうんざりしてくるし、塩分が強いので身体にも悪そう。ワインが進みそうな味なんだけど、午後から仕事もあったのでワインも飲めず…

 

滞在中は昼も夜も用務先でビュッフェが出たので、自分で食事を選ぶことはできず、それではつまらないと、滞在最後の夜に町中にあるガイドブックに載ってる店に出かけてみた。

お店は小さなホテルのレストラン。山小屋風の内装で観光客の気分を盛り上げます。大都会の真ん中だけど、ちゃんとスイス旅行した気分w で、生演奏付きで太っちょのおじさんがヨーデルまで歌ってくれます。

前菜は生ハム盛り合わせ、ピクルス、ミックスサラダ。

メインはミートフォンデュとチーズフォンデュ。サイコロ状の赤身の牛肉を、返しが付いた二股の細長いフォーク?で刺して油で揚げて、たれを付けて食べる。チーズの方は三つ叉フォークにフランスパンを刺して、たっぷりのチーズを絡めて。これがうまい。チーズの風味が濃厚でいままで食べたどのチーズフォンデュよりもうまかった気がする。地元ジュネーブ産のワインが進みました。またたべてもいいなあ。

 

今回の食事はまあそんな感じでした。

 

日暮れのジュネーブ

滞在中一日くらい街で夕食を食べるかと、日暮れの街に出てみた。到着日に比べるとずいぶん暖かく、北関東並みになったので散歩もそんなにつらくなかった。

日暮れのレマン湖。1枚目右にうっすら見える、三角形にとんがった山がモンブランじゃないかなあ。違うかなあ。

 

怪しげな和食屋。いろんなメニューがある・・・1フラン=90円です。さすがスイス、物価高いね。

 

冬寒く、夏暑そうなガラス張りのオフィスビル。ガラス張りだとかっこよくなるのかと思いきや、あんまりかっこよくない。気が散りそうだなあ。

というわけで夕暮れ以降の風景を雑然と。

レマン湖畔の水鳥

陸上にいる人間が寒がっているというのに、水鳥たちっていまにも凍りそうな水に浮かんでいても、全然寒そうじゃないんだよね(当たり前か。いやぁ、まるまると太っていて結構美味しそうだよねえ(ぉ

Cathédrale Saint Pierre de Genève

日曜日だったせいでどこにも行くあてのない観光客を無料で(笑)受け入れていたのがサン・ピエール大聖堂。ジュネーブで一番の教会かな。他の欧州各地の大聖堂と比べて特に優れてるところはない気がするけど、寒さをしのげるというのは本当にありがたいことで(ぉ 

 

なかなか絵になるよね。というか、サンピエールの写真はすべてこのアングルのような気がする。

 

内部はこんな感じ。派手じゃないけど、綺麗だし落ち着ける感じ。パイプオルガンもあるんだね。

大聖堂の中でぼんやりステンドグラス眺めていたら、南欧系の小柄なちょっとかわいい感じの女の子からシャッター押してくれるように頼まれた。国内外問わず結構頼まれるんだよね。オレに気があるとか、写真うまそうとかじゃなく、カメラ持ち逃げしなさそうとかそういうことなんじゃないかと思うけどw

ジュネーブ市内散歩

ホテルには朝9時過ぎに着いたんだけど、10時には部屋に入ることができた。とは言ってもホテルの部屋からの眺めがかなり寒々しく、眺めていても楽しくないので、部屋を出ることに。

この日は仕事が夕方からだったので、昼間は少し観光でもするか、と思ってバスで町中へ。

 

途中、バスの車窓から見た国連欧州本部。

さて、観光といっても全く観光の予習をしてきてなかった、というかジュネーブって別に観光都市じゃないので、どこ行っていいかそもそもよくわからない。さらに日中の気温が氷点下7℃とかだったので、あんまり外を出歩きたくないというか。特にレマン湖畔はちょっと歩いたら死ぬんじゃないかと思うほど寒かったので、町中へ。しか〜し、当日は日曜日だったんですよ。欧州は日曜日はお店が全部閉まるんですよね。最近はパリやロンドンでは一部開いてるお店もあるんだけどねえ・・・

 

ジュネーブは大都市なんだけど、思った通りお店は全部閉まっていて誰も歩いていない、寒々しい町並み。時折いる通行人は、ほとんどが行くあてのない観光客。

 

河面を抜ける風が身を切るようで・・・

 

中心街はトロリーバスが多いので、道の上は架線がスゴイ。

というわけで、以下、何の変哲もない町並みを少々。

ジュネーブで宿泊したホテル

ジュネーブでは空港近くの高級ホテルに宿泊。もちろん割引料金プランで泊まったけど、出張宿泊費の上限を超えているので、一部自腹。ジュネーブはホテル代高いからね。

 

まあ、ここが正面玄関じゃないけどかなり地味な外観。遠くから見た全景もかなり地味だよね。こういう質素な外観の建物は結構多い。

 

で、中に入ると結構派手だったり。廊下には絵が並んでいたり。外見より中身で勝負ということか(違

 

部屋はまあ普通。豪華さはないけど広々して居心地はいい。バスルームにはシャワーブースもあるし、スリッパ、バスローブ付き。部屋には無料の低速無線LANが付いているほか、インターネット電話や動画を見る人はこっち、と書かれた高速無線LANや有線接続もできるようになってるんだけど、そっちの方はなんと1日3,000円!今時、信じられん…まあ低速無線LANでもFaceTimeでテレビ電話できたので、無料のやつで充分なんだけど。

 

ちょっと珍しいもの、その1

コンセント。欧州は日本とは形が違うので、アダプターが必要なんだけど、この形は初めて見た。かわいいよね。アース付きの3孔タイプの差込口が3組、円周上に並んでいるのがなかなかおしゃれ。実用性はどうかと思うけど。

 

ちょっと珍しいもの、その2

無料のコーヒー紅茶にチョコレート。コーヒーは普通のインスタントだと思うけど、お茶の方は特殊なティーバッグ。黒い水玉模様が付いたスティック状のアルミパックかと思ったら、これ自身がティーバッグ。黒い点々は穴で、このスティックをカップに入れてお湯を注ぐとそのままお茶だけが抽出されるという・・・これは初めて見た。

 

朝食風景。種類豊富。味もいい。切り立てもほかほかロースハムもあるし、卵料理はオムレツなどをその場で好みのものをオーダーできる。いつも食べ過ぎちゃうんだよね。

LH1212 FRA-GVA

フランクフルトに着くと入国審査。昔はほぼ素通りだったのに、年々厳しくなる。パスポートを1ページずつ、ハンコが押されてるページをなめるようにチェックしてからハンコを押してくれた。早朝で人が少なく飛行機をほぼ先頭で降りたにもかかわらず結構時間がかかった。後ろの方の席であとから飛行機を降りた人は相当時間かかったようだ。その後、今までは検査官がいるのを見たこともなかった税関で全員チェック。行き先などをたずねられる。EU入国時にそんなチェックがあったのは初めてだよ・・・そして乗り継ぎ便のための手荷物チェック。前回は別室に連れて行かれて持ってたVAIOの拭き取り試験させられたけど、今回は何事もなく無事通過。乗り継ぎ便の出るターミナルAに移動。

 

日本発着便が利用するターミナルBからAまでの間は長いトンネルがある。昔はもう少しサイケな色の照明だったんだけど、最近は少しおとなしい感じ。

 

出発ゲートはターミナルの先の先。フランクフルトの空港は来るたびに拡張されていて移動がホントに大変だよ。健脚向きだね。

 

早朝といってもまだ外は暗い。外は氷点下10度くらいなので、飛行機の雪や氷を落とすのは必須。ラウンジで軽く朝食を食べて、搭乗開始時刻にゲートに行ったら搭乗が始まる気配はない。搭乗開始時刻の設定の方が早すぎるだけという気もするね。ゲートに行ったら羽田で取材受けていたお偉いさんっぽい人がいた。目的地まで同じだったのか…

その後何事もなく定時に出発。わずか一時間のフライトなのに今時珍しく無料で機内食が出たよ。サンドイッチ一つだけだけど。もはや短距離便で無料の食事出す会社なんてほとんどないよね。

 

そんな感じで乗ってるうちに日が昇ってきましたよ。朝焼けがキレイだけど、窓ガラスが汚いんだよね・・・

さて、羽田出発から気になっていたお偉いさん、気になって調べてみたところ東京のオリンピック招致委員会の理事さんだったようですね。申請書を提出しにローザンヌまで行く途中だったようで。そんなにオリンピックやりたいかねえ…

ANA203 HND-FRA

定時に搭乗開始。あれ、出国前に見たカメラマンがいるな。

 

お客さんはかなり少ない。こんながらがらの飛行機乗ったのは911直後にアメリカ行ったとき以来だな。成田便だとほぼ満席なのになあ。羽田便の知名度が低いのか、深夜便というのがいまいちなのか・・・ビジネスクラスは搭乗率2割くらいだった。

 

シートは787や成田便の777とは違って、一世代前のタイプ。

 

フラットになるんだけど、水平にはならないので、ずり落ちそうなんだよね。

 

人間を乗せたままなめらかに動く電動リクライニングを限られたスペースと重さの中で実現するのって大変そうだよね。

 

まずはシャンパン。珍しくロゼか・・・

 

おつまみは野菜スティックにアイオリソース、シュリンプカクテル。

普通ならこのあと夕食なんだけど、深夜便って夕食出ないんだよね。夕食食べてから深夜に乗るから当然なんだけど、乗って最初の機内食が出ないと悲しいよね・・・まあでもビジネスクラスだと、うどん、ラーメン、どんぶり、サンドイッチなどをいつでも食べたいだけ頼めるので、大食漢の方でも大丈夫なんだけどね。

 

私は食が細いので食べ物は取らずに寝酒を一杯。ボルドーの赤ワインって言ったらおかきがついてきた。ワインに合わせるならチーズだろ普通・・・(欲しけりゃ自分で頼め

 

ビジネスクラスだと当然各シートに電源が付いてるんだけど、VAIOのACアダプター付属のケーブルってプラグの付け根にプラスチックが巻いてあるので、コンセントの奧まで刺さらないんだよね。シート電源は奧まで刺さらないと電源が供給されない仕組みなので、使えないのでありました。知らなくて困る人多いのかもしれないね。

 

普段見ないミュージシャンのミュージックビデオを見るというのはなかなか面白い。ゆずのやつは長回し風のハートウォーミング的なショートムービー。個人的にはこういうのは好きになれないなあ(ぉ。家入レオって初めて名前聞いたけどつるっとした顔でつり目がちでかなり好みのタイプ。曲とPV自体はあと一歩な感じだけど。しかしなんといっても

 

きゃりーぱみゅぱみゅはすばらしいな。クセになる。YouTubeに高画質の公式PVが2曲おいてあると思うので是非大画面でご覧いただきたい(笑

 

到着前の朝食は和食にしてみた。

 

なめたがれいの煮付け。味が良くしみていて美味い。

 

金針菜のきんぴら。しゃくしゃくした食感がいいね。美味しい。

 

で、食後のコーヒー。

 

飛行中はずっと夜。真っ暗で何も見えないんだけど、たまたま外を見たら街の明かりが。どこだろう。ロシア西部かなあと思うんだけど。というわけで、まもなくフランクフルト。