9年ぶりに自宅のプリンター複合機を買い換えました。EPSON Colorio EP-879AW。A4印刷する一般人向け機種の中では最上位機種。写真を印刷する人は格上の高画質モデル EP-30VA の方がよいのかもしれませんが、うちではビジネス文書の印刷が中心で、高画質での写真印刷は滅多にしないので、879A の方がコンパクトで使いやすいかと。
9年ぶりの買い換えではありますが、プリンターやスキャナーの基本スペックはほとんど変わりません。スペック表に現れる高画質化高精細化という点ではすでに進化の余地がないのでしょう。代わりに細かい機能面での改善は多数あるようですが、どうせ使わないような機能ばっかりなんでしょ?と思っていました。が、実際使ってみるとなかなか良さそうです。
ボタンが電源ボタンだけになり、あとは全部タッチパネル。ちゃんとスクロールもします。レスポンスはやや遅めですが、まあ仕方ないでしょう。充分使いやすい気がします。2段の用紙カセットに入れた紙の種類を登録しておけるのも便利。パソコン用のドライバーも一つのファイルを落とせばあと全部やってくれて便利だし、本体ファームウェアのアップデートも勝手にやってくれるんですね。いやあ、便利だ。(もしかして、今さらなに言ってんのくらいの話でしょうか。いや、だって9年ぶりだからさあw
使ってないときはコンパクトな角丸直方体。日本の大手メーカーの一般家庭向け汎用品でここまでシンプルなデザインはあんまり無いですよね。しかも、表面がマット処理されているのが好感持てます。光沢プラスチックって傷やホコリ、手垢がものすごく目立つので、こうあるべきですよね。大きさは以前使っていた機種に比べて体積も重さも半分くらいかなという印象。存在感を主張しすぎず、よいと思います。
自動電源オンオフ機能がついているので、パソコンから印刷すると電源ボタンを押さなくても勝手に電源がついて、前面から排紙トレイが飛び出してきて印刷されます。この排紙トレイは電源を切ると自動で収納されるのですが、斜めに持ち上がった操作パネルは収納されないんですよね。なぜなんでしょうか。意味がわかりません。
印刷音等の動作音は比較的静か。スキャナに書類置き忘れたまま電源切ると文句言われたり、細かいところまで気配りがあるあたりさすが日本メーカーですね。これで税込み送料込みで2万円とかだいぶ安いです(いまならさらに3,000円キャッシュバック)。本体が安い代わりにインクが高いことに批判もありますが、個人的には、たくさん印刷する人がたくさんお金を払い、あまり使わない人は安上がりというのは理にかなっているようにも思います。
というわけで、故障なく何年使えるのかよくわかりませんが、末永く使っていきたいと思います。