NEX-6とSEL50F18で撮る上海蟹

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冬の贅沢というといくつもあるけれど、個人的には上海蟹も欠かせない。身を食べるというよりは濃厚な味噌を食べるもので、この味は他ではなかなか味わえない。行く店も決まっていて、麻布十番の富麗華。確認してないけど、ミシュランの星がついているらしい。ここ、なにが良いって、かにの身や味噌をあらかじめ殻から外してくれるので、とても食べやすいんです(笑。上海蟹は小さいわりに殻が固い蟹なので、自分で解体するのは大変なんですよ。というわけで、この一点だけでも超オススメ。高いけどね(笑

というわけで、前回に引き続き、NEX-6に中望遠単焦点レンズSEL50F18(E 50mm F1.8 OSS)をつけて撮ってみました。今回は撮影したjpeg画像を少しレタッチ、トリミング、リサイズしています。

 

前菜盛り合わせ。奥から蒸しアワビ、ライチでマリネしたトマト、クラゲ、豚バラのロースト、金華豚チャーシュー。

 

生上海蟹の紹興酒漬け。超美味。つけ込み液の甘みと味噌の濃厚さがたまらない。これを食べるために行くようなものです。

 

フカヒレの姿煮込み。美味しいし、豪華だけど、今回はフカヒレ目当てじゃないので、もっと安い食材のスープにして値段安くして欲しかった(笑

 

北京ダック。一本だけお皿に置かれてるとなんかわびしい。芯にキュウリが入ってるんだけど、これが冷たいせいでダックの脂のじんわりした感じが失われていまいち。一応名物らしいのですが…

 

上海蟹の蒸し物は1人あたり雄雌1匹ずつ。自分で解体するのは大変だけど、この店ではお店の人がやってくれる。

 

これが今日のメインディッシュ、蒸した上海蟹のカニ味噌。右が雌、左が雄。味や風味は雄と雌で違って、雄の方がねっとり濃厚な食感。

 

足やツメ、その他の身は別皿に盛られてくるけど、まあ身はおまけみたいなもの。

 

上海蟹は身体を冷やすといわれているので、身体が温まる生姜湯がでる。これもなかなか美味しい(笑

 

季節の野菜はインゲンのXO醤炒め。

 

上海蟹肉入り雲呑。

 

上海蟹味噌あんかけチャーハン。

 

デザートはココナツミルクに果物。

 

おまけでお湯に沈んだゴマ団子。

という感じでおなかいっぱいになりました。これで1人あたりの金額がこのレンズが買えちゃいそうな感じなので、なかなか気軽に来られないのですが、この日もお店は満席でした。不景気とは無縁なんですね。…

店内は二胡と箏の生演奏が流れるおしゃれな空間で、落ちついて過ごせるお店ですが、高級店によくあるように店内がやたら暗いんですよね。なので、f/3.5でISO3200で1/40秒とかそんな感じ。高感度センサーと明るいレンズが必須のお店です。

食事が終わったら、麻布十番と反対側に向かって歩いて行くと目の前に

東京タワー。スカイツリーも良いけど、こっちも綺麗ですよね。

そしてそのまま近くのザ・プリンスに泊まるもよし、私のように地下鉄で家に帰るもよし。地味ですが、なかなかよいデートコースなんじゃないかと思います。

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NEX-6レビュー その5 SEL50F18を持って夜の都心に出かけてみました

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町はもうどこもクリスマス一色。街中イルミネーションがきらきらで、巨大なクリスマスツリーが飾られて綺麗ですよね。ただ、綺麗なところやおしゃれなところはカップルが多いので、1人で行くのは気が引けます。やっぱりステキな女性と一緒に行かないとね!(こういう場面、女性の2人組は許されるのに、男同士だとNGなのでつらいです。けど、それを口実に女性を誘うことができるので、それはそれで良いかもしれないw)

 

ツリーが大きいとオーナメントも大きくて豪華ですね。

 

結構こういう写真、好きなんですよ。自分で撮ったのは始めてかな。

 

というわけで、今日はリア充っぽくイタリアン。NEX-6に中望遠単焦点レンズSEL50F18(E 50mm F1.8 OSS)をつけて撮りに行ってきました。実は料理の写真はあんまりぼけてない写真が好きなので、絞ってみたのですが、なにを思ったのかf/9とかで撮ってました。せっかくの明るい単焦点なのに、なんか普通の写真になってしまった(笑

 

まずは食前酒。クリスマスの時期はシャンパーニュかスパークリングワインを使ったカクテルが良いですよね。店の思惑にはまって高そうなもの頼んじゃいましたがなにか?

 

前菜盛り合わせ。盛り合わせは3人前用ということで、2人で食べるにはちょっと分量が多かった。2人用盛り合わせくらい作っとけよ…まあ、でもどれも美味しかったですよ。

 

ピザは水牛モッツァレラを使ったマルゲリータ。ピザはやっぱりこれだよねえ。

 

メインは太刀魚のムニエル。美味しかったけど、骨が多かった(笑

 

デザートは久しぶりにティラミス。ティラミスってマスカルポーネとコーヒーをしみこませたスポンジの割合でずいぶん味が変わるのですが、ここのはちょうどいい感じの軽さでよかったかな。

 

カフェ・マキアート。かわいいね。

 

ノートリミングでこの感じなので、このレンズ、料理を撮るのにもぴったりだとは思うのですが、最短撮影距離が39 cmなのでうっかりすると近寄りすぎてピントが合わなかったりするので、自分のすぐ前の料理を撮るのはちょっと慣れが必要ですね。今回は2人の間に置かれたお皿を撮る感じだったので、特に困ったことはありませんでしたが。

というわけで、案外50mm一本でデートに出かけるというのも案外悪くないのかもしれませんね。

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NEX-6レビュー その4 接写、というほどでもないか

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今回、NEX-6とともに中望遠単焦点レンズSEL50F18(E 50mm F1.8 OSS)をお借りしています。このレンズは以前、紗々さんの撮影会の時にもお借りしたことがあるのですが、そのときは人物しか撮っていなかったので、人物以外を撮るとどうなんだろうと思ってお借りしました。

 

E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS, ISO 2000, 50 mm, f/5.6, 1/80 sec

この電動ズームレンズ、マクロモードはついていないのですが、これくらい大きなものなら充分撮れますね。まったくボケないですけど。せっかくのブツ撮りですから、マクロレンズでも出してきますか。以下の写真はすべて無補正のJPEG画像です。クリックすると拡大され、左下をクリックすると元画像がダウンロードできます。

 

E 30mm F3.5 Macro, ISO 2500, 30 mm, f/4, 1/160 sec

この50F18、シルバーなんですよね。ヘアライン加工されていて、かっこいいんだけど、黒いNEX-6とはあんまりマッチしないですよね。黒と銀の組み合わせはありといえばありですけど、どうせなら質感を統一したいところです…

というわけで、50F18を使った作例は次回以降に回すとして(ぉ、今日はせっかくマクロレンズを出してきたので、職場デスクの上に飾っている木製クリスマスツリーでも接写してみますか。

 

E 30mm F3.5 Macro, ISO 500, 30 mm, f/3.5, 1/60 sec

マクロレンズを使えば2-3 cmくらいの大きさのものなら簡単に撮れますよね。結構質感も出ているのではないでしょうか。

 

E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS, ISO 1250, 50 mm, f/5.6, 1/80 sec

標準ズームで寄ると、ここまで。やはり少し物足りないですね。絞り開放でもボケは控えめだなあ。

 

E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS, ISO 1250, 50 mm, f/5.6, 1/80 sec, デジタルズーム2倍

全画素超解像ズームで2倍まで拡大するとこんな感じ。ふむ、ここまで撮れるなら実用上困ることはなさそうですね。ただ、感度のせいかレンズのせいかデジタルズームのせいかわからないですが、拡大してみると明らかに画質は低下しているので、こだわりのある人にはちょっと厳しいですね。

 

E 50mm F1.8 OSS, ISO 200, 50 mm, f/1.8, 1/80 sec

50F18は最短撮影距離が39 cmなので、やはり接写は得意じゃないですよね。ここまで寄るのが精一杯。でも、やっぱり綺麗に撮れますね…

 

E 50mm F1.8 OSS, ISO 160, 50 mm, f/1.8, 1/80 sec, デジタルズーム2倍

単焦点レンズでも全画素超解像ズームが効くので、撮ってみました。元の画像が綺麗だと、拡大してもそう悪くない気がします。個人的にはこれなら全然ありですね。

 

次回はNEX-6にE 50mm F1.8をつけて、都会に出かけてみたいと思います。

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NEX-6レビュー その3 田舎町の風景

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今回はNEX-6と私が普段使っているOM-Dで撮り比べてをしてみたいと思います。NEX-6は標準のパワーズームレンズ E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS を、OM-Dも標準のパワーズームレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ をつけて、NEX-6はプレミアムおまかせオートモード、OM-Dは iオートモードで完全にカメラ任せで撮りました。AFポイントはどちらもマルチで、カメラが勝手にフォーカスしたものを撮りました。標準キットレンズでオートモードというのがそれぞれのカメラの個性を最もよく現すと思うのです。

なお、比較とはいっても画角やアングルなどをきっちりそろえたわけではありません。同じような場所から同じような光景の写真を2枚撮っただけですので、カメラごとの個性が出ている可能性も有りますし、単に撮影条件の微妙な違いが現れているだけかもしれません。その辺は割り引いて見ていただければと思います。

休日の田舎町をふらふら散歩しながら撮ったのですが、撮影した日は午前中は曇天から突然の雹からみぞれ、その後昼から晴天という天候で、前半は午前中、後半は昼過ぎの写真です。写真はOM-Dに透かしを入れた以外はすべて無補正のJPEG画像です。クリックすると拡大され、左下をクリックすると元画像がダウンロードできます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


メーカーによって画作りってこんなに違うんですね。やはり、予想通りNEX-6の方が落ちついた色合いになっています。多くの場合、記憶にある実際の色の印象もNEXに近いような気がします。

撮影時の印象ですが、AFの速さはどちらも不満がないレベルでしたので、差は感じませんでした。合焦サインが出ていたのに実際はピンぼけだったということはどちらのカメラでも数回ありました。また、撮影した全写真において明らかな手ぶれはありませんでした。まあ、どちらも高価なカメラですから当然かもしれませんが…

次回は標準ズーム以外のレンズも試してみたいと思います。

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NEX-6レビュー その2 ファーストインプレッション

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今朝の通勤時、NEX-6L(NEX-6 + SELP1650)をコートのポケットに入れて出かけてみました。今朝はちょっと時間に余裕があるので経路#4にするかな(毎日違うルートで通っていますw)。さすがにコンデジよりは重いですが、コートのポケットに入れてもまあ違和感はないくらいの大きさ・重さです。

ふと思い立って、ポケットに手を入れ、人差し指で電源を入れながらカメラを出して構えると、ちょうど電子ビューファインダーに画像が出てくる感じ。けっして速くはないですが、まあ許せるかなという感じの起動時間。電源オンのまま放置すると、レンズが収納されてスリープモードになるので、この状態でポケットにしまっておけば、起動はかなり早くなりますね。歩きながらの撮影にはこれが一番よさそう。

目を近づけたときの電子ビューファインダーの起動は高速。OM-Dより早い感じ。映し出される画も綺麗。OM-Dは色が派手すぎだと思うのですよ。ファインダーはレンズ中心から大きく外れた本体背面の左上隅にありますが、特に違和感なく撮れる気がします。ただ、ポートレイト(縦位置)で撮るときには右手が下に来る形じゃないと腕の位置がちょっと不自然になりますね。私は右手が上に来る形で撮るクセがあるのですが、腕を相当上げないといけないので疲れます。ただいま右手下の練習中。ただ、右手が下だと鼻の脂が背面液晶に付くのがイヤなんですよね(笑。

ズームの操作リングは結構使いやすいです。本当にごくわずかだけ動かしたいときに、ちょっとイライラするけれど、基本的にはとても素直に電動してくれます。まあ、そもそもこのリングは電動じゃなくて手動でもよかったような気はしますが・・・ズームは16 mmから50 mmまで光学ズームしたあと、そのままシームレスに50 mmの2倍まで「全画素超解像ズーム」と呼ばれるデジタルズームされます。あまりにシームレスすぎて光学ズームのテレ端で止めたいと思ってもなかなか止まりません。ここはもう少し明瞭にワンクッションあってもいいと思うのですが……

オートフォーカスは比較的正確ですし、初代NEXに比べれば迅速。でもOM-Dの方が若干速いような気もしますがよくわかりません。誤差範囲です。私は個人的にはAFモードを中央重点にして自分でどこにフォーカスを合わせるか決めたいのですが、おまかせオートやシーンセレクションなど、いくつかのモードではマルチしか選べなくなります。また、全画素超解像ズーム時をはじめ、いくつかの条件の時にはそもそもAFモードの指定ができず、だいたい真ん中あたりになんとなく合焦する感じであまり気分がよくないですね。モードや条件によらず特定のポイントでがんばって合焦させる選択肢があってもよいと思うのですが・・・

シャッターは小気味よい感じの音で気持ちよく切れます。私の持っていた初代NEX-5はミラーレスのわりに大げさな感じでガシャーンとシャッターが切れましたし、OM-Dは逆に妙にこもった低い音だったのですが、NEX-6は軽快な感じで個人的には好みです。レリーズタイムラグはまったく感じませんでした。というか、そもそも動いてるもの撮ってませんし(笑

今日は主に絞り優先(A)とプレミアムおまかせオートで撮りましたが、今回撮ったような、漠然とした、特に距離感のない町のスナップの場合、どのモードで撮ってもあまり大差ないというか、そもそも絞っても開放でもそれほど撮れる画に大きな違いがないというか…一眼らしさを活かした撮影にはなってないですね。カメラがよくても腕が悪いと何にもならないですね… orz

発色については意外に色が強く出ますね。初代NEX-5が結構ナチュラルな透明感のある感じだったので、ちょっと意外でしたが、個人的には色が濃い方が好きなので、まあよかったかな。

 

以下、写真は1枚をのぞき絞り優先モードで撮った無補正のJPEG画像です。クリックすると拡大され、左下をクリックすると元画像がダウンロードできます。それでは、職場までの道のりをほんの一部ご紹介。

 

ISO 100, 50 mm, f/10, 1/80 sec

 

ISO 100, 50 mm, f/16, 1/100 sec

 

ISO 500, 25 mm, f/16, 1/60 sec

 

ISO 100, 34 mm, f/5, 1/1250 sec

 

ISO 100, 27 mm, f/4.5, 1/1000 sec

 

ISO 100, 48 mm, f/13, 1/125 sec

 

プレミアムおまかせオート, ISO 100, 50 mm, f/5.6, 1/160 sec

 

ところで、前述した全画素超解像ズームですが、大げさな名前つけたって要するにデジタルズームだろ?ということで、どれくらい画質が低下するのかちょっとだけ試してみました。

ISO 100, 50 mm, f/11, 1/80 sec, +0.3 EV

ISO 100, 50 mm, f/11, 1/80 sec, +0.3 EV, デジタル1.062倍

ISO 100, 50 mm, f/11, 1/100 sec, +0.3 EV, デジタル2倍

ブログで使うくらいの大きさで見る分にはまったく問題ないですね。というか、劣化してるかどうかわかりにくい写真で、作例として不適切すぎる(笑。しかも、ピクセル等倍だとそもそもデジタルズームかけてなくてもイマイチなんですよね(笑

 

今日は取りあえずこんな感じで。次回はOM-Dとの比較もしてみたいと思います。(次回記事はこちら

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NEX-6レビュー その1 外観

ソニーのミラーレスデジタル一眼カメラ、NEX-6を試用させていただくことになりました。私は写真撮影に関しては特に趣味というわけではなく、ごく普通の平均的日本人だと自覚しているので、そういった視点から感想を述べてみたいと思います。また、私は普段オリンパスのミラーレスフラッグシップ機OM-D E-M5を使っているのですが、どちらも電動ズームレンズ付きで似たような価格帯で売られているので、そちらとの比較も少ししていきたいと思います。

 

ご存知の通り、NEX-6はNEX-5Rと並んで、最近発売されたソニーミラーレス一眼カメラの最新モデル。この両モデル、撮像素子や画像処理エンジンなど、カメラとしての基本性能は同じで、操作性とそれによる本体形状に大きな違いがあります。5Rには自分撮りに適した180度回転するタッチパネル式の背面液晶モニターが搭載されていて、手軽に扱えるところが大きな特徴。サイズも6より一回り以上小さく、明らかに「よりNEXらしい一台」といえる気がします。手軽にいい写真が撮りたいなら断然オススメ。

にもかかわらず、今回私が6を試用してみたいと思ったのは以下の理由から。

・有機ELファインダー

6には約235.9万ドットの有機ELビューファインダーが搭載されているので、ファインダーをのぞきながら撮影できます。以前、初代NEX-5とOM-Dを撮り比べたところ、ファインダーをのぞきながら撮った方が少しは集中して撮れそうな気がしました。気のせいかもしれないけれど、個人的には今のところファインダーが付いている方が好みです。

・モードダイヤル

5Rも初代5に比べるとずいぶんダイヤルやボタンが増えてきて、使いやすくなっていそうなんだけど、それでもやはり充分かどうかというと、よくわからない。特に撮影モードの切り替えがシングルアクションでできないのはちょっと残念なところ。NEXには多彩な撮影モードが準備されているので、頻繁に撮影モードを変えたい人にとっては6の方が良さそう。

 

さて、まずは外観。カメラはいい写真が撮れれば外見なんてどうでもいいっていう考えもありますが、頻繁に持ち歩くものですから、見かけもいい方がいいですよね。

5のいかにもデジタルガジェット的な外観とは違って、こっちの方がカメラっぽい。上位機種だからそういう差をつけるのは当然なのかな。でも個人的には5系シルバーのあの感じの方が好きだったり(笑。

NEXに特徴的なグリップ。好みはありそうだけど、指の引っかかりがよくて握りやすいと個人的には思っています。特にカバンなどから取り出すとき、カメラを見ずに手の感触だけで確実に取り出せる。初代5では、カバンから取り出すときに、親指で電源スイッチを入れることができたので、取り出して構えたときにはすでに電源が入っている状態にできたけれど、6は電源スイッチが前にあるので、人差し指で電源を入れながらカバンから取り出す形になるのかな?カメラの起動には少し時間がかかるので、このあたりの操作に慣れておくと、撮影までの時間をわずかだけれども短くできるので、シャッターチャンスを逃しにくくなるかも。

6の特徴、モードダイヤルとコントロールダイヤルの2段式ダイヤル。2本の指でつまむような形でモードを切り替えて、親指を使ってコントロールダイヤルを回しながら各種パラメータを変えていくイメージ。(モードダイヤルは少し硬いので、親指一本では回せませんね。)この2段式ダイヤルを使いこなせなければ6にする意味は半減。がんばって慣れないと(笑

背面にもボタンとホイール。かなり自由にカスタマイズ可能なので、使いながら自分が頻繁に呼び出す機能がなんなのかチェックして割り当ててみたいところです。液晶モニタは可動式で、自由なアングルでの撮影に役立つけれど、5Rと違って180度回転はしないので、自分撮りには役立ちません。まあ、おっさんは自分撮りしないので無問題。ちょっと残念なのが、この液晶、タッチパネルじゃないんだよね。静電容量式タッチパネルにして、スマホ的に細かいパラメータの設定ができると便利だと思うんだけど…

 

さて、今回お借りしたモデルは、電動ズームSELP1650(E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)付きのNEX-6Lというモデル。

レンズ部中央のズームレバーを動かすと、コンデジのようにズームが電動します。動画撮影時にはこれでいいと思うけど、静止画撮るときには今ひとつかなあという感じ。このレンズにはもう一つ操作方法があってレンズ先端のの操作リングを回すとそれに応じてズームが電動します。クルマの電動パワステみたいな感じでしょうか。応答性がよく、こちらが意図したような感じでズームすることができそう。これはなかなかいいです。OM-Dのような手動ズーム機能がなくても大丈夫でしょう。

このレンズのもう一つの特徴はそのサイズ。電源オフの時には従来のNEXの標準ズームレンズに比べておよそ半分の長さになります。これならばカバンだけでなく、コートのポケットにも入ります。ちなみに電源を入れるとレンズがのびます。リトラクタブル機構というやつですね。

光学式手ブレ補正機能内蔵で35mm換算24-75mm相当。望遠側が少し足らないなあと思ったいたら、カメラ側の「全画素超解像ズーム」機能を使えば150mm相当までいくとのこと。なるほど…これは試してみたいですね。最短撮影距離はワイド端で25cmというのはまあ普通ですが、テレ端でも30cmらしい。残念ながらOM-Dの電動ズームとは違ってマクロモードは付いていませんが、料理程度の接写なら充分使えるかも。

 

最後に、現有機OM-Dとのサイズ比較。

ミラーレスとしてはかなり大型のOM-Dと比べて、本体部分はそれほど大差ありません。だいたい似たようなサイズ。小さいのが売りのNEXにしてはやっぱり少し大きいね。でも、OM-Dのあの邪魔なとんがり帽子がないので、カバンからの出し入れなど、取り扱いには雲泥の差があります。NEX-6の方が断然ラクです。さらに、上から見るとその差は歴然。

OM-Dのこの妙に長いズームレンズ。これがここまで短くなるのですから、持ち運びには大きな差が出ますよね。ここはソニー、ホントによく頑張ったと言いたいです←なにさま(笑。

なお、重量もレンズや充電池、軽いハンドストラップなど込み込みでOM-Dは650g、NEX-6は470gという感じなので、圧倒的な差。そうして考えてみると以前記したOM-Dのちょっと気に入らなかった点の多くが解決しているではないか。やるな、ソニー(笑

 

実際の使用感や作例についてはまた後日。

 (続編はこちら

 

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軽薄の勝利

iPhoneとiPadを買い換えてから少し経ちましたので、軽く感想でも。

iPhone 5、なかなかいいです。長さこそ 115 mm から 124 mm に長くなりましたが、厚さが 9.3 mm から 7.6 mm に薄くなり、重さも 137 g から 112 g に軽くなった影響が大きく、軽薄化の効果は使っていて明らかに感じることができると思います。薄くて軽いということはとてもすばらしいことですね。この薄さと軽さを実感するためにも、是非ケース無しで使って欲しいですね。もちろん割れたり傷つけたりするリスクはありますが、ケースなし慣れるともうケースには戻れないです(さわり心地も含めて)。

通信に関してはSBMから初めてauに変えたわけですが、都心部を中心にauの3G回線は期待したほど流れておらず、SBMと大差ない印象でちょっと残念。この辺は今後のキャリア側での改善とiPhone側のアップデートで改善していけばいいなあと思っています。一方、LTEの通信速度に関しては充分すぎるくらいです。ケータイでもここまで速くなるのかと驚きました。ただ、本宅周辺含め23区内はかなり電波が飛んでますが、田舎はまだまだキビシイですね。はやくLTEエリアが広がることを願っています。

あとは街中を移動していると、時々やたら遅いWi-Fiに捕まって通信できなくなるのが難点。無線飛ばすのもいいけど、やるなら通信速度をしっかり出して欲しいと思います。現状では邪魔なだけです。

操作感はおおむねiPhone 4の時と大きな違いはありません。が、縦が長くなった分、カレンダーをチェックしたり、メールを返信したりなど、いくつかの操作が楽になりました。もう4には戻れない感じです。その反面、電池の保ちは若干ですが悪くなったような気がします。おそらく電波のつかみ方の問題も関係していると思うので、そのうち改善されていくのかもしれません。

だがしかし、圧倒的に悪くなったところががが。かの悪名高き地図。アレはダメすぎる。実際に使う前までは、まあ地図なんて道がちゃんと書いてあれば使えないことはないだろ?と思ってましたが、甘かった。いくら道が正確でも目印となる建物の表記が適切じゃないと全く役に立たないですね。あの地図だけで未知の土地を歩くとか絶対やめた方がいいです。私はYahoo!ロコ地図とMapFan+を併用していますが、まだどっちをメインにするか決めかねています。GoogleMapに慣れ親しみすぎていて、まだどっちにもなじめないんですよね。GoogleMapアプリ、出ないかなあ。

ああ、そうそう、購入時に書いた液晶が黄色い話ですが、圧倒的にまだ真っ黄色です。でも、目が慣れちゃった。私の頭はホワイトバランスに関してかなり柔軟にできているようですw

 

続いてiPad。この間まで新しかったiPad(三代目)を別宅に置きっぱなしにして、iPad miniを本宅と別宅の移動にも携帯する形で両方の家で使っていましたが、今のところminiしか使っていません。iPadに比べて画面サイズは一回り小さいですし、解像度もretinaではありません。でも、そんなことよりも 652 g と 308 g という重さの違いは圧倒的です。私のように、twitter、web、メール、電車の中での動画鑑賞くらいにしか使っていない人の場合、miniで充分なんだと思います。複数の人で画面をのぞき込みたいとか、特に目が良い人がフォトビューワーとして使いたいとか、そういう用途でなければminiで充分というのが私の感想です。

 

どちらの商品もハードウェアとしてかなり満足度が高いだけに、かなり気が早い話ではありますが、次の商品の方向性が気になります。iPad miniの方は当然retina化してくるでしょうが、それ以外にどのような進化があるのでしょうか。マイナーアップデートではなく、発売と同時に買い換えたくなるような、あっと驚く製品が出てくることを密かに期待しています。

 

Olasonic TW-S5 感想

(以前の記事はこちら 開梱編 設置編

 

しばらくの間、Olasonic TW-S5 を13インチ MacBook Air に接続して試用してきました。

安普請のマンションで夜間しか家にいないため、結局大音量での視聴は出来ませんでしたが、まあひとりで楽しむ音量で使うのがこのスピーカーの基本的な使い方ですから、それはそれでいいのかもしれません。使っていて気がついたのは、やはりどこに置くかでずいぶん聞こえ方の印象が違うというところ。小さいスピーカーを比較的近いところに設置して使うので、場所と向きの影響は少なくなさそうです。実際に設置するときは少し試行錯誤した方がいいような気がします。

 

さて、私は普段何を聴いているかというと…

Perfumeっておっさん向けのアイドルとして完成されてるなあって思うんですよね。レオ様もまあいいんだけどやっぱり中田ヤスタカはスバラシイですよ。凡人がついていけないほどおしゃれ過ぎもせず、かといって昭和歌謡丸出しでもない。おっさんにとって馴染みやすくて、すべてがほどよい感じ。夏に出た Spending all my time、ファンの間では賛否両論あったようですが、ワタシは大好き。衣装を含めPVの出来が特にスバラシイ。(って、脱線しすぎだ

こういう楽曲の場合、TW-S5とTW-D7WMでは音の印象が大きく異なります。鋭い音が連続的に続いていくわけですが、D7WMの方が一つ一つの音が澄んで聞こえるため、アタックが強く感じ、また余韻にもよい効果を与えているように思います。じゃあS5はダメかというとそんなことはなく、音の透明感は若干低くてもサイズの割には中低音部もしっかり出ているように感じました。他社製品と直接比較は出来ていませんが、同一価格帯で類似サイズのスピーカーの中では音のキレも豊かさも勝っている方なのではないでしょうか。楽しく鑑賞できますね。

 

さて次は・・・たまにはクラシックでも聴いてみましょうか。もうまもなく年末、第九の季節ですから、いまから予習しましょう。

というわけで、お気に入りのサイモン・ラトル&ウィーンフィルのベートーヴェン交響曲全集から第9番。そもそもパソコンでクラシック聴いてどうすんのよ、というご意見もあるかと思いますが、今時まっとうなコンポとか持ってる家の方が少ないじゃないですか…(Olasonicからマニアウケしそうなコンポが出るようですが…)

で、実際聴いてみるとD7WMでもS5でも結構鑑賞できます。臨場感とまではいかなくても聴いているといい気持ちになってきます。こういう曲もやはりD7WMの方が一枚上手ですが、S5もかなり善戦しています。案外ありなんじゃないかなあ。

 

では逆に音質の低いソースの場合はどうでしょう。Appleの提供するテレビ電話、FaceTimeのスピーカーとして使ってみました。もともとの音が悪いので、話してる相手が目の前にいるように聞こえるとかの奇跡は起きませんが(笑、パソコンのスピーカーに比べて、音に厚みが出て、声を聞き取るときの不快感は大幅に低減される気がします。ただし、相手方のマイクの特性との相性もあるのですが、一部こもったような声になって聞き取りにくいことがあるかもしれません。

 

そんなこんなで、一ヶ月近く試用してきましたTW-S5ですが、すっかり我が家に馴染んでしまって返却するのが寂しいです… というか、あすからMacBook Airでどうやって音を聴こう。もうパソコン本体のスピーカーには戻りたくないなあ… 

小さくてどこにでも設置できて持ち運びも簡単。接続もUSBケーブルだけ。それでいて安物スピーカーとは全然違う音が出るんですから、買っちゃうしかないのかなあ。でも、設置場所が確保できてあんまり持ち運びをしないなら、オリジナルのS7の方がいいかなあ。しばらく悩みそうです・・・

 

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iPad mini 買いました

先日、予約してたiPhone5の引き取りにビックカメラに行ったとき、「iPad在庫あります」の文字が目に入った。在庫がないのはminiの白のみ。黒いminiと四代目iPadは2色とも、容量に関係なく在庫があるらしい。あんまり売れてないのかな。まあ、売ってくれるのなら買おうじゃないかということで、何も考えずにminiの32GBの黒を買ってしまいました。

いままで本宅には二代目、別宅に三代目を置いていたのですが、本宅の二代目を親にプレゼントするのを機に本宅で使おうかと思って。二代目からminiにしても画素数は同じなので、小さくなる分解像度は向上するし、大幅に軽量化できるし、いいことだらけ。

軽量化+iPhoneでテザリングできるということを考えると、実は毎週の東京往復時に持ち歩くといいことがあるんじゃないかと思い立ったわけで、ついうっかり純正カバーを買ってしまいましたよ。これ、開けるだけで自動的にスリープから覚めるし、スタンドにもなるしなかなかいいよね←いまさら

というわけで、いつもの無人特急で帰京するときに使ってみました。周りに誰もいないから心置きなく使えるね。ただ、結構揺れるので、特に立てて使うと結構きついかな・・・新幹線だと揺れが少ないので、その点ではいいんだけど、新幹線の中は無線LANも3Gもいまいち使い物にならない感じなので、ネット作業するとストレスがたまるので、もっぱらムービーを見るのがいいでしょう。

かわいいなあ ←こういうこと言ってるから熱烈なファンなのかと誤解されるんだよねw

車内で見るのに難点をあげると、暗めの素材の場合は映り込みが結構気になるのと、隣に人が乗ってると恥ずかしくて変な写真とか動画とか見られないところかなあ。紗々ROMとかw

通信については、私の場合、iPhoneのテザリングがあればwifiモデルで充分だなと思っています。東京往復時によく使う経路では、まだLTEが通じるところが多くないので、じれったさはありますが、今のところ大きな不自由なく使っています。

片手読書デバイスとしてどうかということは全く考えたこともないですが(すいません、本も漫画も読まないもので)、単純に軽くて小さいiPadとして楽しんでいます。サイズが中途半端とか解像度が低いとか質感的に魅力を感じないとか革新的じゃないとかApple信者の中にも否定的な意見は少なくないですが、従来のiPadを気に入って使っていて、重さが半分になったらいいのになあと思っていた人にとっては、充分期待に応える作りになっているように思います。

iPhone5 購入

そんなこんなで購入したiPhone5、買ったのは黒の32GB。ケータイは大昔からなぜか色は黒に決めています。容量はいま32GB使っていて余裕があるので、まあ同じでも当分大丈夫かと。

お店を出て地下鉄の中で保護シートをはがすと裏面に汚れが…

新品じゃないのかよ!クマデジさんなら迷わず返品するレベル。まあ布で拭き取ったらキレイになったのですが、こんな汚い状態で保護シート貼るってどういうことですかね・・・

で、液晶ですが、4と5を並べてみると明らかに違う。

液晶黄色すぎ!真っ黄色!クマデジさんなら迷わず返品するレベル。

ワタシ、クマデジさんと違って細かいことはあんまり気にしないたちなのですが、これはひどいなあと思いましたよ。まあ顔写真の血色が良くなって、料理が美味しく見えそうですから、まあいいですかね←

操作的には問題ない気がします。指が届かないと言われる最上段に使用頻度の低いアプリを入れておけばいいんだよね?実際に持ってみると、長くなったことよりも、少し薄くなったメリットの方が大きい感じ。

表側は見た目に大差ないけど、側面がシルバーから黒に変わったのは好き嫌いがありそう。シルバーの方がシャープな印象だけど、これはこれでまあいいかな。でも、なんでイヤフォンジャックの位置、変えたのかな・・・

帰宅途中に使ってみた感じだと、au回線の方が一瞬レスポンスが速い。あと、wifiあると勝手に拾うね。評判通りLTEよりもwifiの方が遅い感じ。今はまだ最低限のアプリしか入れていないので、iOS6での使用感も含め、まだちゃんと把握できていません。環境を復元するのは母艦があるだるま王国に戻った火曜日になる予定。

これから長いつきあいになるけど、落とさないように気をつけないとね。