せめてバジルくらいは

数年前まではベランダ菜園をやっていたので、この時期は夏野菜の水やりと手入れが大変だったんですよね。多い時には年間20種類40鉢くらい作っていたんですよね。例えばこんなの作ってました。うちのベランダは西日しか当たらないので、あんまりいい環境じゃないのですが、それでもまあ味の濃い野菜ができていました。取れたてはいいですよね。

いまは単身赴任のせいで平日世話ができないので、ベランダ菜園はあきらめているのですが、ひとつくらいは作りたいなと思って毎年続けているのがバジル。お手入れは不要だし、2鉢くらいならばツマも平日に週2日くらい水をやってくれそうなので、なんとか維持できるんですよね。栽培簡単、日当たり悪くても元気。初心者にもお勧めです。バジルってスーパーで買うと100円とか200円とかするじゃないですか。それが毎週毎週使っても使っても使い切れないくらい取れるので、とても経済的です。種も安いし肥料もたいして喰わないのでいいですよ。


いまが一番葉も柔らかくて風味もあって食べ頃です。


8月になるとどんどん花芽がついて来ちゃうんですよね。花が咲くと葉が硬くなるので、がんがん摘み取って若い葉を出すようにしていくのが栽培のポイント。外で栽培しても10月くらいまでは栽培できますが、葉は硬くなりますね。屋内に日の当たる明るくて温かいスペースがあれば冬越しできると思います。イタリア料理大好きな方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。って、今は種まきの時期じゃないけどな(笑


KITTEに行ってきました

そろそろブームも落ち着いたかと思って、先日KITTEに行ってきました。

猛暑日だったので、外に出たくない。ということで、東京駅から地下経由で。

地下でつながってるっていいですよね。


「ドキッテシタイ」ってダジャレかよ!


中は大きな吹き抜けになってるのか〜「ウリキッテ ナツセール」ってまたダジャレかよ!

中に入っている店舗は結構おしゃれな感じの店が多く、特に雑貨系はなかなかよさそう。人が少なくなったらゆっくり見に来てもいいなあ。丸ビル、新丸ビル、KITTEで休日のウインドーショッピング、結構楽しめるんじゃないかなあ。丸の内も昔に比べてずいぶん変わりましたね。

その後、有名な屋上テラスへ。


東京駅ビュー。似たような写真をこれまで何度見たことか(笑


こういう写真もよく見ますよね。


でもね、鉄分のある人間にはこっちの方が!


しか〜し、この日は灼熱の猛暑日。1分間外にいたら死にそうになったので、急いで屋内へ。秋になったらまた来ようかな。写真撮るなら昼間よりも夜の方がずっと綺麗なんだろうなあ。


地下は全国各地から出店してる食品街なのですが、どのお店も結構賑わっていました。この地下街を抜けるとTOKIAにつながっているんですよね。今までは地上経由じゃないと行かれなかったので、これって結構便利ですよね。丸の内の全部のビルが地下でつながるようになるといいなあ。

Mac mini 買いました

以前書きましたとおり、値上げ直前に本宅のメインマシンであるMac miniを買い換えまして、それが無事届いたので、セットアップしました。同じ機種への更新なので、いまいちドキドキ感が乏しいんですよね。なにしろ、

2台重ねて後ろから見たところ。ほとんど同じ。どっちが新型かわかるかな?MiniDisplayPortのマークがThunderboltに変わっただけ。USBが3に対応したり、機能的にはいろいろアップグレードしてるけど、外見上の変化はほとんどないんですよね。

でも、正面から見ると大きな違いが。旧機種にあったDVDドライブがなくなっているんですよね。ドライブがなくなった分、薄くなるのかと思ったらサイズは全く同じ。ううん…… でも、パソコンとは思えないほどシンプルで綺麗ですよね。この外見、結構気に入っています。

Appleがいうには、全部ネットから落としてこれるんだから、もう光学ドライブなんか要らないでしょ?ということなんですが、CDのリッピングやアプリのインストールにはやはりドライブがないと不便。他にドライブ搭載機があれば共有できるんですけど、本宅にはあとMacBook Airしかないので、そうもいかず。というわけで、がらくた入れの中からむかしThinkPadと一緒に使っていた外付けDVD-Rを発掘。

ううむ、かっこ悪い。まあでもしょうがないか。他に方法ないし。DVDドライブなくなったのは改悪だなあ。


旧機種からの環境移行は純正の移行アプリであっさり終了。ほとんどのアプリはそのまま起動したけど、クマデジさん同様ATOK2011の標準辞書が読み込まれず、再インストール。あと、Photoshop Elements 11もなにかファイルがひとつ見当たらないようで起動しなかったので、再インストール。どっちも再インストール時にシリアルの入力は不要だったので、再インストールもらくらく。このあと起動しないアプリとか読めない書類とか行方不明の書類とか出てくるのか心配で、旧miniの初期化ができないのですが、まあだいたいの書類は職場にありそうなので、気にしなくてもいいかな。


買い替えの効果については、職場でもっと速いマシン使ってるので、感激とかはないですが、Apertureとか使ってもストレスなくさくさく動くので、効果は実感できます。10万円分の価値があるかどうかはよくわかりませんが(笑

これであと2年くらいは使えるかな?

好きな写真

前回の自分が撮りたい写真の話からだいぶ時間があいてしまいましたが、今回は自分が見て、いいなあという写真のお話。前々回にも書きましたが、東京カメラ部しょういちさんの活躍のおかげで、この1年が自分史上最も多くの写真を見た1年間だったことは間違いありません。そのせいか、写真を見る目がほんの少しだけ変わった気がします。というわけで本日は、普段よく目にしている写真をフォトグラファーごとにご紹介。どんな写真を撮って、どう現像して、どの写真を公開するのか。そんなことを考えながらゆっくり見ていると結構楽しいものですね。自分では撮らないor撮れない写真ばかりなので、自分と比較することなく、気楽に見ることができるのがいいのかなと思います。

私の知力、体力、時の運の関係でご紹介できなかった皆様、ゴメンナサイ。あと、ブログ副題通り、「意見には個人差があります」ということで、私の感想が的外れで不愉快なものであっても、怒らずに見捨てずにやんわりとご指導いただければ大変ありがたく思います。


まずはco1さん。この人はとにかく別格です。私が普段目にするどんな写真よりも好きです。真っ黒い中から浮き出る存在感。その場の雰囲気、臨場感、吸い込まれていくような錯覚をおぼえます。想像力をかき立てる写真ばかりですよね(注:2割くらいの写真は撮影者の意図がよくわかっていませんw)。代表作である動物のシリーズもよいのですが、個人的には人物写真が出色だと思います。Kinako Kocteauさんをモデルにした作品が特に好きかなあ。ものすごい存在感ですよね。あと、女性が振り返った時に風で髪が舞い上がってる写真がありまして、個人的にはものすごく好きでした。でも、諸般の事情でしょうか、いまはflickrには上がっていないようで、ちょっと残念です(画像検索すると見つかりますね)。お仕事お忙しいようで、心をすり減らして生きていらっしゃるようですが、これからもたくさんの作品を拝見したいと思っています。がんばってください。応援しています。(そんな抽象的な言葉だけの応援なんてなんの役にも立たないから要らないって?まあ、そう言わないで。台湾、楽しみですね!


次は昔から写真を拝見していた方々からご紹介。黒光りする三連星、最初はクマデジさん。ブツ撮りから風景、大型建築物からポートレイト、なんでも撮る、奇をてらわず基本に忠実、素直で安心の感のある写真。クリアでシャープでなにを撮りたいのかがわかりやすい。いつどこに遊びに行ったのか、どのイベントに参加したのか、なにを買ったのか。日記写真というのはこう撮るんだなあと思います。昨夏の某食事会の帰りにお撮りになった某非公開設定写真など眺めつつ、あの頃は楽しかったなあと涙がにじむ今日この頃でございます。

次はBさん。ブログで公開されているのは、散歩した公園の風景、イベントやオフ会などの写真が多く、日記的な写真が多いのですが、構図をしっかり考えながら撮っている写真が多くて結構好きです。露出はややアンダー気味で発色も穏やか。自分では撮らない感じの色合いです。緑の多い風景や野鳥が好きなのがちょっと意外でした。もっと都会的なものが好きそうなイメージだったので。最近挑戦されている広角写真が楽しみです。

そしてサイカ先生。前のおふたりとは逆で、普通の写真はアップしない、必ず何らかの工夫をした写真を撮ることを心がけているところが楽しいです。サービス精神というのでしょうか。教わったことは多いような気がします、ほとんど身についていないのが残念ですがw。ただ、最近はお忙しいのとメインが完全に動画にシフトしてしまったので、レビューのためのブツ撮り以外の写真が少なくて残念です。また雰囲気やシズル感のあるお写真をたくさん見たいなあと思っています。ちょうど評価用のレンズとカメラをゲットされたようですし、サイカ先生ならではの写真を楽しみにしています。


モノフェローズつながりでいうと、のぽりんさんの写真も結構好きです。モノフェの女性はわりと男らしい(笑)かっちりした写真を撮る人が多く、のぽりんさんも例外ではありません。が、おっさんたちの撮った写真に比べると明らかに優しさとか柔らかさが出ているんですよね。特に別サイトにアップしている写真はなかなかいいですよね。自分で撮らないせいか、こういう写真結構好きです。私の知り合いで唯一の女子っぽいカメラ女子ですね。


私のTLでカメラ女子といえば紗々さんじゃないか。と言われそうですが、紗々さんはいわゆるカメラ女子っぽい写真は撮りません。気合いが違います。紗々さんと言えば世界的ダンボー写真家として有名ですが(笑、ダンボーと背景をあわせた構図の良さだけでなく、ダンボーとまわりの状況から物語が生まれているように感じられるのがいいなあと思っています。写真によってダンボーの表情が違うような気さえしますよね?(いいすぎですねw。このあたりがダンボーへの愛なのかなあと思います。

ダンボーのいない作品はいまいちかというとそんなことはなく、巨大建築物などの大きく伸びる曲線、鮮やかで綺麗な色など、紗々さんがどんなものが好きなのかが伝わってくる写真がたくさんあって、なかなか楽しいです。個人的にはこういう写真が好きかな。悲しいことに紗々さんとは性格とかものの好みとかほとんど一致しないのですが、撮りたい写真は結構似てるのかもしれないと思うことがあります。

紗々さんのホンキ撮影姿は見たことがないのですが、こんな感じのようです。しゃがむのはかまわないですけど、アイドルなんですからもう少しかわいくしゃがんで下さいよ…(泣。そんなこんなの紗々さんですが、ついにメリル三兄弟を手に入れたようです。これからの作品がますます楽しみですね。(5R大丈夫かな…


モノフェ以外の方だとAtsushi Hayakawaさんの写真が圧倒的に好きです。景色のいいところに出かけていって、王道の写真をこれでもかっていうくらいがっつり撮ってくるのです。ハワイや沖縄のような南国から雪に閉ざされた北海道まで、写真のためならどこまでも出かけて行く行動力と粘り強い撮影。我が別宅からクルマで1時間くらいのへんぴな山里にもいらしたことがあって、素敵な写真をお撮りになっています。うちの近所にはろくな場所がないとか言ってた自分が恥ずかしくなりますね。モニュメントバレーも写真見てると行きたくなりますよね… 

というわけで、私が撮ってみたいような写真を私よりずっと上手に撮ってしまうので本当に困ります。同じ場所に行って、真似したような写真を撮るのは恥ずかしすぎるので、早川さんが行かない場所を探して旅行したいと思います(笑。


東京カメラ部あるいはしょういちさんの交友関係で知った、面識のない方々の写真というのも結構興味深いものがあります。挨拶ひとつしたことがない方々ですが、今日は2名の方をご紹介。まず、Yuga Kuritaさん。ネコから風景まで様々な写真をお撮りになっていますが、私が好きなのはここにあるような風景写真。中でも東京の夜の遠景は綺麗だなあと思います。シャープさと幻想的な感じのバランスがいいように思います。

そしてもうおひとりは、桶田雅威さん。とても意欲的で楽しい方のようです。いろいろなタイプの写真に挑戦されていて、どれも結構面白いのですが、一番好きなのはなんといってもポートレイト。それもあんまり演出に凝ってない写真(ゴメンナサイ)。もっとはっきり言うと、氏のお嬢様を写した写真がすごくいいのです。それはおまえが単にロ(自粛)ンなだけだろというご指摘は聞かなかったことにして、これだけ素の表情を撮れるというのは本当に素晴らしいことだと思います。お嬢様方はそろそろ多感な年齢、パパキライに悩まされるお父様も多いと聞きますが、氏のご家族の仲の良さは本当に素晴らしいと思います。


さて、最後は敬愛するしょういちさん。紗々さんの専属カメラマンとして有名ですよね(違。今や、しょういちさんのカメラを通さずには紗々さんのお姿を拝見することはなかなかできないので、その点で大変貴重なカメラマンさんです←そこかよ。なのに、しょういちさんは紗々さんのかわいらしさを前面に出しただけの写真は撮らないので、もう、そこが不満で不満で、しかたありません(笑。

まあ、冗談はこれくらいにしておきまして、本題ですが、この半年で見た写真で一番多いのはしょういちさんの写真です。ほぼ毎日何らかの新作を見たような気がします。以前、ちょっとだけ書かせていただいたように、撮った写真に対する解説が載っているのがとても楽しかったのですが、最近は方針転換されたようで、ちょっぴり残念ですが仕方ないですかね。

昨冬しょういちさんがお撮りになった写真についての評判といえば「アスカはもう飽きた(笑」でしょうかw。わりと早いうちからそれっぽいことを耳にしまして、そんなこというやつは紗々ファン失格だぜと思ったものですが、私も半分くらいで飽きました(ぉ。まあ、NERV本部と工場夜景と窓枠に座ってる3枚あればいいのではないでしょうか(笑。

アスカが無事終了して、いま飽きてるのは夜景ポートレイト(ぉ。しょういちさんにとっていま一番興味がある課題のようで、スケジュールの都合がつく限り新作に挑んでいるようです。作品というよりも、実験、研究、習作という感じでしょうか。モデルさんへのライティングにアイディアがあって試行錯誤しているようです。幻想的な色合いの夜景の前にライティングを工夫したモデルさんが立っている構図。その印象的な写真にはたくさんのいいね!とコメントがついています。国際的にファンが多いようですね。私は夜景もポートレイトも好きなのですが、どうも1+1が2より大きくなっているのかよくわかりません。ついでにいうと雨や水しぶきにフラッシュ当ててさらに派手にする演出もかなり評判がいいのですが、個人的にはかなりtoo muchな印象です(意見には個人差があります)。なんでだろう…多分印象的すぎるフラッシュがそもそもあまり好きではないんだと思います。まあ、明日には感想が変わっている可能性も有りますので、あまりホンキにしないでいただきたいですが、要するに毎日のように見続けた結果おなかいっぱいになってきたという話です。

お忙しいお仕事の合間を見つけて、いろいろな写真に取り組んでいるのは本当に素晴らしいと思います。ファンも多く、巨匠からも注目されているしょういちさん。この後どんな作品をお撮りになるのか、これからも興味を持って応援していきたいと思います。


さて、東京カメラ部では本当にたくさんの写真を見ることができます。事務局にシェアされた写真だけでなく、投稿された全写真を見ることもできます。なかなか面白いですよね。事務局のセレクション作業は相当大変だと思いますが、でも楽しいつらさなのではないかと想像しています。犬猫+meの写真は、ナチュラルで、見ていると笑顔がこぼれる写真が多いですけど、本家の方は最近ますます気合いが入ってきてますよね。まるで私が撮りそうなフツーな写真が投稿されることもたまにはありますが、いかにもプロっぽいセンスのいい写真も結構ありますね。そんな中で、いいね!を集めているのはやはり幻想的な色合いの派手な風景写真。見た瞬間うわあと声が出そうになるすごさです。実際、10選に選ばれたのも絵画的美しさを持った風景写真が多かったですよね。


ただ、派手な写真を見ていると違和感を感じることがあります。ちょうど、クリスチャンラッセンの絵を見せられて「どうですか、素晴らしい絵でしょう?」と問われて答えに窮している時のむずむずした感じというのでしょうか。なにか違うのではないか、私が写真に求めている美しさはこれではない、というような気がするのです。本来派手な写真は好きなはずなのですが、程度の問題というか、ちょっとでもやり過ぎると急にげんなりしちゃいませんか?私のような素人が意味もわからず色のおかしい写真をブログにアップしちゃうのは、恥ずかしいというか微笑ましい感じで済む気もするのですが、せっかくの美しい作品ならば行き過ぎないように気をつけた方がいいのになあと思います。

写真のデジタル化とセンサーの高感度化で撮れる写真の範囲が大幅に広がりました。そして誰でもパソコンで画像の加工ができるようになりました。できることが広がったせいで、技術さえマスターすればどんな写真でも作れるようになりました。だからこそ本当に綺麗な写真を作り上げるにはそれなりのセンスが必要なのだと感じます。

撮る側だけでなく見る側も変わりました。紙ではなくディスプレイで見るのが基本ですから、写真は光を見る時代になりました。また、写真展に出かけたり写真集を買ってきてゆっくり見るのではなく、ネットから洪水のように流れてくる写真を瞬間的に消費するようになったのです。メールの返事を書きながらTwをチラ見しつつFbで流れてきた写真にいいね!するとか、失礼極まりないですよね。そんな時代ならインパクト重視の写真に人気が集中するのは当然なのかもしれません。

時代によって好まれる写真は変わります。新しい表現が出てきては流れ去っていくのだと思います。古い感性で批判的に見るのではなく、いろいろな作風を楽しめるように自分を仕向けていくことも大切なのかなと思います。


ああ、なんか、急に自分が年寄りになった気がしてきたよ〜(笑


撮りたい写真

昨日の記事、イントロのつもりで軽く書いただけだったのに、TLの皆様にとって敏感な話題だったようで、いろいろご意見を頂戴し(あるいは逆に無言でスルーとか)、若干続きが書くにくくなってしまいました。あと、第一稿では最後の写真とひと言はなかったのですが、全くオチがないのも寂しいなと思って追加したら、思った以上にしっかりオチがついてしまい、このまま打ち切りの方がいいんじゃないかと思うほどで。

まあ、でも昨日の記事をアップする前にすでに8割方書いていたので、気にせず続きを仕上げてみました。



最近、複数の方から「写真がうまくなった」と褒められました。たとえお世辞だとわかっていても褒められるとうれしいものですね。「自分は褒められると伸びる系なので、褒めて下さい」とか堂々と言いやがる若造の気持ちがよくわかりました(笑。ネット上だけでなく、親兄弟からも最近撮る写真が変わったといわれたので、写真が変わったのは事実なのかもしれません。この記事を書くに当たって、昔の写真を見直してみたんですが、自分でもはっきりわかるくらいへたくそですね。実にもったいない orz…

写真が変わった原因のひとつはカメラにあるように思います。NEX-6は私がそれまでに使っていたカメラに比べて写りがいいですし、SEL35F18と組み合わせると、なにを撮ってもそれっぽい感じに写って、腕が上がったと勘違いできそうです(まあ、TLの皆様はもっといいカメラお持ちなんですけどね)。あとは写真の見せ方もありますよね。このブログは写真が大きく表示できるのがいいですよね。親に旅行の写真を見せたのはiPad Retinaでした。大きく鮮やかな写真というのはそれだけで印象的に見えるものです。

いや、そうじゃなくて実際に撮る写真が変わったよと言って下さる人もいます。確かに、いい写真を撮ろうと意識してシャッターを切ることは増えたような気がします。ブログ、Facebook、Flickrなど毎日目にする写真が素晴らしいので、そんな中で自分があまりみっともない写真をブログにあげるのも恥ずかしいから、何とかして失笑されない写真を撮らなくちゃと思ってがんばっています。はい、私は基本的に人生後ろ向きです。いい写真を撮ってぎゃふんと言わせたいとか、そういうことは考えられない性格なのです(笑


さて、昨日も話題にしましたが、私が撮りたい被写体は、自分が見たちょっといいシーンです。具体的には綺麗だったり印象的だった建物や風景など、観光地など旅行先で撮ることが多いですね。それから美味しかった食べ物。自分の興味の対象がなんなのかよくわかりますね(苦笑。綺麗な街を訪れて美味しい料理喰ってれば多分幸せなんだと思います。

食べ物は美味しそうに撮れたらいいなあと思います。


基本的にポートレイトは撮りませんが、それは被写体になってくれる人がいないからというだけでなく、人とのつながりに興味が希薄なせいか、そもそもポートレイトを撮りたいと思ったことはほとんどありません。人物が写ってる写真も撮らないわけではないですが、あれは風景の一部として人をとっているつもりです。

アメリカのレストランで食事中、ふと横を見たら「今おれアメリカにいるんだ」と突然思ったので撮った1枚。


写真の好みとしては、実際目にした印象に比べて、コントラストと彩度を1割増しにしたくらいの写真が好きです。Apertureで自動補正かけると一発でそんな感じの写真になるのでとっても便利。被写体の質感とか風情とか情緒とか吹っ飛びますが、メリハリのあるわかりやすい絵が好きなんです(笑。ただ、全部の写真が思い通りの雰囲気に仕上げられているかというとそうでもなくて、現像がへたくそで自分にイライラすることは多いですね。多分基本的な流れがわかっていないんだと思います。いつか、ちゃんと写真の修正ができるようになりたいです。

午後8時、日没直前のニースの海水浴場。夕日を浴びているとはいえ、ここまで赤くはなかったような気がします。色の出し方は難しいです。


構図もわかりやすさ優先です。いわゆる日の丸構図が大好きです。性格上、中心となる被写体は頭のてっぺんから尻尾の先まで収めたいですし、それ以外の余計なものは画面から可能な限り排除したいです。中心となる被写体は黒つぶれや白飛びさせずに隅々までフォーカスが合ってる状態がいいですね(あ、最近、単焦点レンズを入手してしまったせいで、なんとかのひとつ覚えみたいに開放でボケボケな写真ばかり撮って楽しんでいますが、誰もが通る道だと思って生暖かい目で見守ってやって下さい。)。

撮る写真が面白味に欠けるとか、説明的すぎるとか、実際に言われたこともありますし、もちろん典型的なつまらない写真なのは自分でもわかっていますから、最近はそうならないように自分の好みを抑えて構図を考えることもあります。まあ、基本的には目で見て気に入った光景をそのまま撮ってますから、必然的に被写体の魅力に頼った写真を撮っているわけですが、個人的にはもうそれで満足です。


実は撮影時にひとつ気をつけていることがあります。それは撮影時間を短く、できれば5秒以内にするということです。散歩中、立ち止まる時間が5秒。お皿がテーブルに置かれてから撮影してカメラをしまうところまでで5秒。それは同行者を待たせないための努力です。旅行にしろ食事にしろ、だいたい同行者がいます。通常はツマです。ヘタな写真のために待たせるということはしたくないです。あくまでも観光や食事がメインですからね。

人を待たせたくないというのは、私が気が小さいからというのもありますが、別の理由もあります。私の父親は大学生時代写真部だったようです。子供の頃家族で旅行に行くと、父親は道ばたの小石や路地裏の壊れた塀やさびた看板などいわゆるそれっぽいものの写真を撮るために行方不明になってしまいました。仕方なく母親と子供たちだけで観光を済ませ、母親のカメラで普通に記念撮影をして帰る頃になると父親が現れる感じでした。そういうのはよくないなあという記憶のせいなのかもしれません。


そんなこんなで、あっさり写真を撮るクセがついてしまったせいか、ひとりでカメラ持って歩いていてもじっくり撮るというのが苦手です。本当はいろいろなアングルで枚数撮る中でわかることや身につくことがあるんだと思いますが、2,3枚撮ると満足しちゃうんですよね。飽きっぽいのでしょうか。で、家に帰ってから写真チェックしてがっかりするという・・・写真がうまくなる日が来るとは思いにくい今日この頃です(苦笑


というわけで、短い撮影時間、よい構図を足で稼ぐ暇がない、ということを言い訳に、結構トリミングは多用しています。特に最近は単焦点レンズを使っているので、トリミングなしというのはちょっと難しいです。それでは写真はうまくならないと批判も多いのは承知していますが、現状では仕方がないかなあと思っています。目で見た時にいい風景だなあと思うのって、ある決まった画角ではなく、風景ごとに違いますからね…え?単焦点レンズを何本も持ち歩けばいいって?ここのTLの皆様はどうしてそういうこと言うかなあ(笑


というわけで、次は荷物の話。私はか弱いので大きな荷物持って歩くのがキライ。旅行とか散歩中の持ち物はA4が入らないくらいの小さな肩掛けカバンひとつのことが多いので、持てるカメラの大きさには限界があります。いくら小さいといってもKiss X7はちょっと無理。OM-Dはギリギリ入りましたが、ちょっと出し入れしづらく、やはり一回り大きすぎました。その点NEXはいいですよね。性能と大きさで考えた時、現状ではベストなのではないかと思っています。え?レンズ?レンズは1本。多くても2本が限度じゃないですかねえ(笑

マクロレンズで撮りたくなる時もありますよね…


さて、記録写真にもいい写真と悪い写真があるわけで、現地で見た感激をなるべくそのまま家に持って帰りたいわけですから、それなりのテクニックが必要なんだと思います。我が家の場合、私もツマも被写体になることを嫌がりますので、基本的に人物が入らない単なる風景写真とか街角のスナップになります。こういうのって漫然と撮ってもいい写真にならないですよね。最高に写せても土産物屋で売ってる絵はがきレベル。いい写真にするには何らかの工夫が必要なんでしょうね。

ああ、そうそう、思い出した。なんで観光地でいわゆるベストショット的な写真撮らないのか、むかし父親に聞いたら、誰が撮っても同じ写真になっちゃうし、そういうのが欲しければ絵はがき買えば?と言われたことがあります。自分にしか撮れない写真が撮りたい人はそういうものなんですね。最近は何となくわかるような気がしてきました。

シャッターチャンスって突然訪れるのがやっかいです。


ブログにあげている写真でいうと、完璧ではないにしろそれなりにうまく撮れたと思っている写真が1/3、いい写真だとは思わないけど、一応いいたいことは伝わるかなという写真が1/3、本当は撮り直したいけど、もはやどうにもならないから仕方なく載せてる写真が1/3という感じでしょうか。

旅行先で手軽に失敗なく雰囲気のいい写真が撮れるようになってみたいですね。そのためにはやっぱり数をこなさないといけないのかなあ。旅行に行くたびに写真がうまくなったらいいなあと他力本願的に思う今日この頃です(笑


まあ、旅に出なくても、家のベランダからこういう写真は撮れるんですけどね…

たまには写真の話でもしましょうか

私も幽霊部員として密かに入部しております「東京カメラ部」がまもなく設立1周年を迎えます。勝手にこれを記念いたしまして、3回にわたって、少しだけ写真のお話をしてみたいと思います。


部員の証拠シール、剥げてきちゃった…


もともと私はカメラとか写真にはほとんど興味がなく、Macをはじめとするパソコンとその周辺機器に関する情報収集のつもりで、ブログを読んだりツイッターを始めたはずでした。ところが、太い三連星をはじめとする皆様方のカメラ熱に影響されまして、知らないうちに少しずつカメラや写真に興味を持つようになってきました。

それが自分の中で大きく変化したのは東京カメラ部がきっかけだったように思います。毎日流れてくる何枚もの写真を見るというのは、これまでにない経験でした。いまでも写真が趣味とは思っていませんが、少しは写真に興味を持つようになり、カメラが友達になりつつあります。まあ、旅行に行く時だけのつきあいですがw


旅行といえば、ハワイ行きたいですねえ、ハワイ…


しばらく前、どんな写真が好きかというアンケートを目にしました。それでふと気がついたのですが、自分が撮りたい写真と、見ていていいなあと思う写真が全然違うのです。自分が写真を撮るのは、旅行先での印象的な風景や、美味しそうな食事など、人生の中のちょっと特別な瞬間を「記録」しておきたいからなのです。それに対して他人の記録写真なんて見てもあまり楽しくありませんよね。他の人の写真を見る時はやっぱり「作品」を見たいですよね。ですから、違うのは当然かもしれません。

自分でも「作品」を撮ればいいのにと言われますが、ワタシ基本的に出不精でめんどくさがりでクリエイティヴな活動とかあんまり興味ないんですよね。先ほどの趣味かどうかという話ともつながるのですが、私の場合、写真を撮るために家を出るということはちょっと考えにくくて、出かけた先にいい風景があって、たまたまカメラ持っていたら写真を撮るというのが基本です。撮影だって、がんばってフレーミングしてピントと露出あわせて心を込めてシャッターを切るとかじゃなく、ボタン押したら勝手にカメラがいい感じに撮ってくれれば、本当はそれが最高なのです。お手軽っていいですよね。いやあ、カメラ部とか言ってる場合じゃないですね。ホント、ごめんなさい(笑

趣味だとか趣味じゃないとか、作品だとか記録だとか、そんな屁理屈はどうでもいいんだよと言われそうですが、TLなんかの会話で、どうもしっくり来ないなとか、話に入れないなあと思うことが時々あるのですが、このへんの根本が他の方々と違うせいなんだろうなあと思っています。誰でもお手軽にいい写真が撮れちゃうカメラがあったら、それが最高だと思いませんか?思わないですか。ああそうですか。すいません。ちなみにそういった観点からするとNEXはいま一番いいカメラだと思うんですよね。(ちなみに、「お手軽に」には可搬性も含みます)

というわけでイントロはこれくらいにして、明日は自分が撮りたい写真の話を書きたいと思います。


まあ、本当はこの人に会いに行きたいから入部しただけで、正直カメラとか写真とかはどうでm (ry

たまにはAppleの話でもしましょうか

昨晩はWWDCでした。リンゴマークのアイコンを使ってるくせに、最近全くアップル製品に言及がない当通信ですが、今日くらいは記事にしますか。


このイベントはそもそもソフトウェアがメインですから、iOS7が話題の中心となるべきでしょう。緻密で写実的だったアイコンデザインがフラットでシンプルなものに変わったことで批判も多いですが、かわいらしくて悪くないんじゃないかなあと個人的には思っています。

アイコンとはそもそも、ものごとをわかりやすく単純なイラストにすることが目的ですから、OS Xになってアイコンがどんどん写実的になっていったのはアイコンとしては明らかに退化だったわけで、今回の変化は正しい方向と考えることもできるでしょう。もちろん今回の絵がわかりやすいかどうか、かっこいいあるいはおしゃれに見えるかどうか、使われている書体の線が細くて読みにくいのではないかといった疑問はありますので、早く実物を見てみたいと思います。背景から浮き出たような演出もちょっと楽しみです。

もちろんOSをアップデートした直後は慣れずに戸惑うことも多いと思いますが、使って楽しいOSになるといいなあと思います。秋に新しいiPhoneに買い換えるのがいまからとても楽しみです。

新しいOS Xはまあいいでしょう。もはや一般Macユーザーが注目すべきものではないような気がします(ぉ


ハードウェアとしては、今回発売されたのはMacBook Airだけでした。Retina化もされなかったので、粗っぽくいえばバッテリー駆動時間が延びただけの新製品です。個人的には現有機を買い換える気にはなりません。着実な進歩だとは思いますが、ファンを熱狂させる発表ではなかったと思います。個人的には真っ赤なVAIOの方がずっと欲しいです。使い途がないので買いませんが、こっちの方が魅力的ですよね(ただしOSを除く)。

これで終わってはファンががっかりするので、その対策だったのでしょうか(笑)、発売予定が相当先の新製品を発表しました。新しいMacProです。久しぶりにかなり挑戦的なデザイン。性能面よりもデザインが目を引きます。こんなことや、こんなことや、こんなことにまでなっちゃってもう、大人気ですね(笑)。

発表当初を中心に批判的なコメントも多いようですが、個人的にはそれほど悪くないのではないかと思っています。MacProは昨年買ってしまったので、当分買えませんが、実物はぜひ見てみたいと思います。


日本人にとって楽しい話はここまでで、このタイミングで日本のAppleStoreでは密かに大幅な値上げが実施されました。為替レートの変動にあわせるための価格改定なので仕方ない面はありますが、残念ですよね。ただ、先日iPodが値上げされたことから、このタイミングでMac系全製品が値上げされることは予想されていたので、WWDC前に駆け込み的にMacを買った人も多かったのではないかと思います。

私も買いました。

本宅のメインマシンであるMac mini、Core2Duoの低スペックマシンでApertureとか動かすと悲しくなるので、ずっと買い換えたかったんですよね。というわけで、タイミングは今しかないと思って昨晩購入しました。万が一WWDCでMac miniの新機種がでちゃったら、買っちゃった旧機種は「気に入らなかった」という理由で返品できますから、買うタイミングとしてはベストというか、ラストチャンスだったわけです(某大御所2名のお墨付きの方法ですw)。

注文したのはメモリー以外はフルスペックにカスタマイズしたものなのですが、今朝になって値段をチェックしてみると20,000円も値上げされていました。よいタイミングで買い物ができたと思っています。届くのがいまから待ち遠しいですね。

次に買うApple製品はなんだろう。iPhoneかな。それともRetina化されたiPad miniあたりでしょうか。


仙台、食べ物編

仙台といえば牛タン。なぜか知らないけど、牛タン焼きに麦飯にテールスープ。添えられる漬け物まで同じ。元祖の太助のほか、東京にまで支店がある有名チェーン店もいくつかあって、どこに行っていいかよくわからない。でも、私の中では一度は行く店というのが決まっている。市内中心部、Apple Store のはす向かいのビルの地下にある「閣」。この店、何がいいかというと、


タンのたたきがある。これがうまいのだ。


ビールとお通しのタンの角煮。


そしてこれが名物のたんたたき。ちょっとピリ辛の味付けでお気に入り。ビールが進む。


タン焼きも普通に美味しい。


もちろん、テールスープ付き。


今回はそれ以外に地元の友人と駅近くの路地裏にある怪しげな店にも行ってみました。


かなり怪しい雰囲気。細い階段を上って2階に。


味はまあ普通でした(笑。普通に美味しかったですけど、次は行かないかな?


仙台で牛タン以外の名物というと寿司だと思うのですが、今回は寿司を食べる機会はなく、函館に引き続き海鮮丼ばかりでした。


仙台市内の海鮮割烹でランチ。ウニイクラ系ではなく、これならばヘルシー(笑


塩釜港の海鮮料理屋にて。ウニイクラマグロ丼。


ちなみに店のメニューはこんな感じ。つまみにいろいろとって一杯やるのにも良さそうなお店ですね。


という感じでした。肉と魚のバランスがいい食生活でしたね!

松島観光

仙台に来たらやっぱり松島行かないとね。ということで、松島に行くことにしました。松島観光するなら何といっても船です。むかし来たときは松島発着の遊覧船に乗った気がしますが、今回は塩釜で友人と別れたので、塩釜発の船に乗りました。


週末でしたからそれなりにお客さんもいますね。

かっこいい。

塩釜港を出まして、

Japan Coast Guard。


この遊覧船、船室におとなしく座って松島を眺めている方もいますが、後部デッキに出なければ何の意味もありません。

で、でもなんか、カップルしかいないやん。いないやん(泣


彼氏の顔なんか見てないで、松島見ろよ!(すっごく余計なお世話


カップル以外にはカメラマン的な方も乗っていました。何がお目当てかというと…

カモメ!

カモメといえば餌付けですよね。

かっぱえびせんを差し出すと、

ナイスキャッチ。

これは結構楽しめるのではないでしょうか。デッキにいたお客さん、ほとんど松島見てなかったと思います(笑

上陸後は定番の観光スポットを少し。五大堂から円通院を散策して松島海岸駅へ向かいました。

かなり人出が多かったのと工事中だったので、瑞巌寺は行きませんでしたが、そのとなりの円通院は人影もまばらで、なかなか楽しめました。新緑がとても綺麗だったのですが、大半がカエデの木でしたので、秋の紅葉はものすごそうですね。

松島観光後、新幹線まで少し時間があったので、塩釜神社に行ってみました。

鹽竈神社…読めないです。

東参道から登るのがラクですが、最も情緒があるのは表参道ですね。

これ、登るんですよ。帰りたくなりますよね…

まあ、登り切ってしまえばたいしたことはありません(膝が笑いながら

登り切ってみると、どうやら結婚式の撮影をしているようです。

「幸せそうねえ」「ふん、幸せなんて今だけよ」←妄想


和装で結婚式するならば、こういう厳かなところでしたいですよね。

まあ、そんなこんなで時間になったので、仙台駅へ急ぎ、新幹線で帰京しました。


帰りはあこがれのスーパーこまち。毎週月曜の朝に大宮駅で遭遇していながら、一度も乗ったことがなかった赤い新幹線。かっこいいですね。乗り心地は緑の新幹線の方がいいかもしれませんが、赤いのも悪くないと思います。また乗ってみたいな。


仙台に行ってきました

先月、仕事で仙台に行ってきました。今頃になってこんなこというのもアレですが、震災後初東北です。というわけで、ちょっと時間を作って仙台の隣町に住む友人に会いに行きました。

福島の夕景。新幹線車窓より。

仙台から仙石線に乗り湾岸部へ移動。

友人夫婦と落ち合い、軽くドライブ。この工場も被害大きかったみたいなんだよねとか、このビール工場の巨大タンク、倒れちゃったんだよとか、このお店の壁、大きなタンクローリーが突っ込んで大穴が開いたんだよねなどいろいろ説明を受けました。新規に建て替えたお店や工場はほとんどなく、ほとんどが改修工事だけで営業を続けているという。その説明がなければこの街が本当に水没したのか信じられないほど普通の街でした。

その後、仙台港の南側に移動すると荒れ地が広がり始めました。

もともとここは水田だったようです。このあたりは海抜ゼロメートル地帯のようで、排水ポンプ復旧が終わっていないせいで耕作できないそうです。あと、海水をかぶったので客土しないといけないんだけど、それも終わっていないようでした。
しかし、見渡す限り山も高い建物もなく、5mの津波が来ると防災無線が聞こえてもクルマがなかったら避難しようがないですよね…

壊れかけた家もわずかにありますが、人が住んでいるのかわからない以前に、震災で壊れたのかも不明。

海水浴場に来てみました。このあたりは民宿や海の家が並んでいたそうです。階段状に見える堤防の向こう側が砂浜です。左に見える盛り土は土木工事の「見本」で、この高さまで客土する工事が予定されているそうです。

海は平和に見えるのですが・・・

この堤防に限らず海辺近くの人が集まる場所には必ず避難場所が明記されています。

その後、市場へ行ってみました。ここも当然水没したはずですが、そのことを感じさせるものはなにもありませんでした。この市場は早朝はプロ向け、その後は一般客向けという感じで営業していて、現地の人が集まる市場のようです。
名物のマグロ屋さんの社長さん。

このあたりは近海物生マグロの水揚げが日本一多いらしく、マグロがずいぶん並んでいました。
もちろんそれ以外の魚も種類豊富でした。

市場の一角に、どんぶりご飯を売るコーナーがあり、各店舗を回っておかずを調達して食べることができるようです。

このときはまだ食事をとる気分ではなかったので、私は生牡蠣だけいただきました。剥いてくれます。とてもクリーミーで普通の生牡蠣と岩牡蠣の両方のおいしさを併せ持った感じで、非常に美味しかったです。

そんな感じで友人とは別れました。彼の元来の明るい性格のせいもあるのですが、彼の中では震災はすでに過去の思い出話になっており、鉄板の持ちネタを披露された感すらありました。震災当時はかなりつらい生活だったはずなのですが、それすらも笑い飛ばせるようなそんな生き方が求められているのかもしれません。