食在香港

前のエントリーからかなり時間が経ってしまいました。自分がブログもっていたのを忘れるレベル。さて、香港シリーズの最後は食べ物編。有名観光地のわりに実は目立った見どころのない香港において、食べ物はかなり重要な観光資源と言えるのではないでしょうか。

かつて、香港返還の頃は日本人もお金持ちだったので、高額広東料理を食べにたくさんの日本人観光客が訪れたものですが、今の日本にそんな景気がいい話があるわけもなく、最近のガイドブックを見てもB級グルメ的なモノばかりで、高級広東料理店の扱いは小さくなってしまいました。でも、実際はそういう店が減ったわけではなく、日本人の代わりに中国本土から来たお金持ちが西洋人や香港人に混じって食事をしてるのかなと思われます。

食べ物編の最初は軽くおやつから。

香港スイーツというとマンゴーを初めとするトロピカルフルーツが有名。一番有名な専門店、糖朝は日本にも支店ができているし、今回の宿泊地からちょっと遠いので今回はパス。行ったのは現地のスイーツチェーン店で一番メジャーな許留山。

写真付きメニューで気軽に頼めるのがたいへんよろしい。

多芒小丸子。マンゴーピューレにマンゴーの果肉とマンゴーアイス、それから白玉団子。うまいっす。ひたすらマンゴー。マンゴー好きにはたまりません。

燕窩雪蛤燉蛋白。海燕の巣と蛙の卵管の脂肪を干したものを卵白でかためた牛乳プリンの上にのせたもの。冷たいのもあるけど、今回はホット。美容と健康のための優しい味のデザート。

他に買い食いするのにちょうどいいものというと、香港というよりはマカオの名物だけど、エッグタルト。

これは泰昌餅家のエッグタルト。かなり柔らかいタルト生地に焼きプリンが入っている感じ。素朴でうまい。日本でも普通に売れる感じ。

というわけで、軽く間食編から始まりましたが、次回以降広東料理が続く予定であります。

香港といえば夜景でしょ?

香港といえば何万ドルか知らないけどとにかく夜景が有名。派手に電飾された高層ビルがとてもきれい。とは言っても実は夜景がきれいなのは季節が限られる。一年中高温多湿で空気の透明度が低いんだけど、特に夏の時期は最悪でガスっていて、くっきり見えることはあまりない。3月はましな方だと思っていたんだけど、今回は滞在中ずっと曇っていてガスも多めだったのがちょっと残念。夜景目当てに行くならば是非冬場に行きましょう。

 

ホテルの部屋から見た九龍側の夜景。ちょっと地味だよねえ。中央のスターフェリー乗り場から船が出航するのが見えるのがいい感じ。

 

残業の灯火。

 

対岸の九龍側から香港島を見た方が派手な感じ。インターコンチネンタルホテル裏手の海岸線の散歩道がおすすめ。

 

同じ場所から4年前のクリスマスに撮った写真。派手だけど全然おしゃれじゃない電飾が・・・さすがにノイズだらけだけど、当時のコンデジ(IXY800かな)でも夜景ってきれいに撮れるもんなんだねえ。

 

海岸沿い以外できれいな夜景が撮れる場所というと・・・ビクトリアピークかなあ。大昔に一度行っただけなので良く覚えていないけど、あそこが一番香港らしい夜景が撮れる場所かもしれない。

どうでもいいけど、Posterousは写真が小さいよなあ。設定変えられるのかな。

香港の中の日本(おまけ)

前のエントリーで紹介したのはちょっと真っ当すぎて面白くないので、4年前に行ったときの写真をホンの少しだけ紹介。

違和感があるようなないような・・・

 

サイコロステーキなんだけど、松阪牛じゃないんだよね、微妙に。

 

そう、これこそが待ち望んでいた感じのやつですよね。真ん中、カビキラーじゃなくてマジックリンだよね?

 

何が言いたいのかさっぱりw

香港の中の日本

香港はアジア各国の中でも日本の商品やお店が結構進出しているので、町中で日本語を目にする機会はとても多いんですよね。明らかに現地人向けなのに中国語も英語も書いていない日本語の看板とか結構目にするんだけど意味があるのか疑問だったり。

昔懐かしいモンチッチ。専門店とかあるのかw

 

サマンサタバサも進出している。日本の店舗もそうだけど、キラッキラで派手だね。

 

ご存じ吉牛も当然ある。

 

メニューがなんだかよくわからないけど。

1ドルは11円なので、日本よりちょっと高い感じ。香港はそもそもB級グルメがやたら安いところなので、現地の人にはこの値段はかなり高く感じるはず。

 

得体の知れないスペシャルメニュー?

 

フードコートには日本式のカレー屋さんもある。カツカレーはいいけど、オムライスに唐揚げカレーってすごいな…

 

ラーメン屋とか寿司屋とか。ショッピングセンターのおしゃれレストラン街は日本ブームのようだ。

 

喫茶店の看板メニュー。北海道というのは産地として特別なブランドになっているようですね。

 

ローカルの食料品店にて。江戸パックのチョコパイ・・・

 

サーモン寿司味のポテチ。わさびパウダー付き。

「優の良品」ブランドとか、そのほか怪しいものはいくらでもあるので、探してるときりがないですよね。もし海外赴任するとしても香港ならば日本製品やそのフェイク製品は結構なんでも手に入るので、寂しくならないかな?

 

旺角・太子

超メジャーな観光地を外しながらの散歩、今回は九龍の繁華街、尖沙咀の北にある商業地域、旺角・太子をご紹介。

まずはフラワーマーケットロード。花屋街ですね。日本の花屋とも西洋の花屋ともちょっと違う感性。多分、ホンモノの中国とも違うんでしょうね。値段は日本に比べると激安です。2枚目、クマさんかわいいですね。

 

花屋の2階のベランダで鳥と犬と亀が飼われてた。お互い無視してる感じで、仲がいいのかよくわからない。

 

その先にあるのが、バードガーデン。小鳥飼育関係の専門店街。お店もたくさんあるけど、自分の鳥をかごに入れて散歩してるというか見せびらかしているおじさん多数。鳥は声がいいのが自慢らしい。

 

なかなかかわいいものですね。

 

こんな感じでかごの鳥がたくさん売られています。なかなか楽しいですね。

 

売っているのは鳥だけではなく、個性的な鳥かごとか餌や水を入れる陶器の入れ物とかもたくさん売られています。

 

これだけ大量の鳥が密集していたら病気が怖いだろうなあと思ったら、各お店を回って糞を採取して検査している人が。行政の検査官かなあ。

 

【下図2枚目、グロ注意】

 

売られているのはかごだけではなく、餌もたくさん。粟や稗のような穀類だけでなく、バッタ系の昆虫や蝿の幼虫、そして蛙まで・・・

 

制服屋さんのディスプレイ。この古くさい感じが何とも・・・でもワッペンはかっこいいね。

 

これは学校のようだけど、香港の普通の建物ってこんな感じ。

 

花園街という生活雑貨系露天商の多い通り。まあいろんなもの売ってますよ。買いたくなるモノはまずないですけどw

 

繁華街の真ん中にこういう汚いビルも普通に残ってるんですよね。

 

続いて金魚ストリート。熱帯魚や各種金魚が袋詰めされて売っている。

 

金魚店だけでなく、ペットショップもある。この猫も商品かも。

 

クルマにこんなシールが貼ってあると自分がどこの国にいるのかよくわからなくなる。


ドラえもんとかガンダムとか、日本でメジャーなものはこっちでも人気ですね。

香港島中環上環近傍

香港島の中心部、中環(セントラル)から上環(ションワン)あたりを散歩しながらウインドーショッピングしたときの写真を少し。海沿いの大通りは超高層ビルのオフィス街に高級ブティック、ちょっと山側に入ると庶民の商業地域。裏通りに行くだけで雰囲気ががらっと変わるのがすごいところ。

香港島の交通手段としてはトラムと2階建てバスがメイン。どちらもひっきりなしに走り抜ける。狭いスペースで輸送力を確保するためにやたら細くて背が高いんだよね。横転しそうで怖いんだけど大丈夫なのかなあ。香港に行くことがあったら是非2階に乗っていただきたい。地下鉄よりずっと楽しい。まあ乗り心地はいいとは言えないし、移動に時間もかかるけど。

 

香港島は高層ビルが多い。よく写真で見るのはオフィス街の立派な超高層ビルだけど、裏通りのどう考えてもやばそうな高層ビルも見ていてなかなか楽しい。地震のない国の建物なんだよね。日本じゃあり得ない。ちなみに工事現場の足場は全部竹で組むんですよね。

 

三菱の圧勝じゃないか…

 

「ささ」というのは香港の有名な格安化粧品チェーン店で女性観光客の目当ての店の一つ。

 

最近香港はラーメンブームらしく、香港風、中華風の麺類ではなく日本のラーメンを出す店が多いんだそうで。それ以外でも日本に対するあこがれは結構強いので、現地人向けの店なのに無意味な日本語が表記されていることはかなり多い。でも、ラーメンと寿司一緒に食べないだろ・・・

 

文武廟。香港最古の道教寺院。天井からつるされた渦巻き状の線香が圧巻。ぼんやり見てると灰が降ってくるので要注意(笑

 

嘉咸街(Graham St.)だった気がする(忘れたw)。生鮮食料品が売られている青空市場。買い物する現地の人でかなり賑わっていたけど、場所柄観光客の姿も多い。こういう風景は見飽きないよねえ。

 

ifcモールにあるアップルストア。2フロアあるけどかなりの大混雑。香港でもAppleは大人気ですね。

 

銅鑼湾で見かけた看板。すでに新しいiPadが発売済みだったのに看板は変わってなかった。地下鉄や町中で見た感じでは、携帯電話はiPhoneの圧勝。次に多かったのがGALAXY。GALAXY Noteで電話してるのを見たときにはちょっと驚いた。でかすぎるだろ、あれ。タブレットを持ち出して街で使っている人も多く、そっちもやっぱりiPadがかなり優勢だった。携帯もタブレットもGALAXY以外の他社はあんまり気がつかなかったなあ。

ホテルの部屋からの眺め

香港は大陸側の九龍半島サイドと香港島サイドに分かれていて、高層ビルが乱立して夜景がスゴイのは香港島側。なので、香港島側に泊まっちゃってハーバービューだと見えるのは地味な九龍サイドのみなので、景色はいまいちだったり。

窓から正面を見るとこんな感じ。中央はスターフェリーの乗り場。ひっきりなしに船が着く。フェリー乗り場のまわり、新しいフェリー乗り場と公園の整備中なんですよね。工事中で殺風景な眺めだったのが残念。対岸の右の方がペニンシュラホテルがあったりする九龍の繁華街。

窓から左を見ると高層ビル、交通量の多い大通り、歩行者用デッキの屋根。

はす向かいのビルで窓と壁掃除の最中。怖い仕事だよねえ。絶対無理だなあ。次ページ、どこまで掃除したか一目でわかるっていうのは仕事にやりがいが出ていいね。

下の大通り。香港は税金が高くてなかなか車は買えないので、二階建てバスとタクシーの交通量がやたら多い。大通りに面していたけど、夜間は交通量も少ないし、防音もばっちりなので、うるさいと思うことはありませんでした。

Mandarin Oriental, Hong Kong

旅行先のホテルは通常、滞在型リゾートでは居心地の良い高級ホテル、観光地では交通の便と清潔感優先という感じで決めているんだけど、今回は観光せずに部屋で仕事してる時間が長いはずだったのでリゾートでもないのに高級ホテルにしてみた。泊まったのは香港島側で一番の老舗ホテル、マンダリンオリエンタル。もっとおしゃれな高級ホテルはいくつもあるけど、今回は歴史と伝統を重視して。

これだけ見ると立派なホテルに見えるけど、超高層ビルが乱立する中ではかなり小ぶりな建物といわざるを得ない。

ロビーなどの空間も上質な香港的豪華さはあるけど、今時のホテルに比べると空間的な壮大さとかはかなり控えめかな。

客室は落ち着きがあり、大きめの窓が特徴。

液晶といえばもちろんシャープ(笑)。写っている風景は昔のマンダリンオリエンタル。いまよりずっと格式があったに違いない。当時は全室にベランダがあったんだよね。手前のかごはウェルカムティー。その隣の怪しい容器は氷入れ。滞在中は常に氷が補充される。

広めのデスクには双眼鏡が置かれ、もうどこでも覗き放題(笑。デスク下には情報系コンセントが。香港は電源コンセントが特殊な形状をしているんだけど、この電源は各国のプラグが刺さるようになっている。さらに各種接続ケーブルも常備されていて、古いホテルのわりにこの辺はかなり充実。マンダリンオリエンタル東京もたしか、ケーブル類が部屋に置いてあった気がする。

ベッドにはなぜか浴衣が。クローゼットにはバスローブとナイトガウンもあるので、浴衣は日本人限定のサービスなんだろうなあ。枕元の電灯のコントローラーも充実。すべての電気のオンオフが制御できる。

浴室は写真撮り忘れた。バスタブと、その隣にシャワー付きの洗い場がある。シャワーブースとして区切られているわけでもなく、シャワーカーテンも無し。完全に日本式。トイレは別室。これも日本式。バスアメニティーはエルメス。バスソルトがいかにも塩を振りかける的な容器でおかしい。

朝食はもちろん香港のホテルの定番、洋食と中華のビュッフェ。毎日完全に同じメニューだけど(あ、点心は変わるのかも)種類が多いので飽きさせないし、味も良い。卵料理は作ってくれる人がいるし、果物も豊富だし。最後のガラス瓶に入っているのはホイップヨーグルトのマンゴーのせ。非常に軽いスフレのようなヨーグルト。かなりおいしかった。

朝食ビュッフェって国民性が出るというか、見ていてなかなか楽しい。欧米のビジネスマンはあくまでも日常を変えない。これだけ食べ物があるのに、オレンジジュースとコーヒーとパンだけとか、新聞読みながらシリアルだけとか。ホントもったいない(余計なお世話。一方、私を初め日本人観光客の皆様は端から全部取るのが目標という貧乏根性。面白いのは中国人。好きな物だけ山盛り取ってくる。お皿にマンゴーだけ山盛りとか、なぜかベイクドトマト山盛りとか。昔ロンドンのホテルで見た中国人は缶詰の黄桃だけ山盛り食べていたなぁ。

しかし、ホテル内でほとんど日本人を見なかった。朝食会場でもホテルのロビーでも米英仏を初めとする欧米人がメインで中国語をしゃべる人たちも結構いたけど、日本人は皆無。各社香港ツアーでも採用されているし、各社ガイドブックにも載ってるのに人気ないんだなあ。

HND (NH1171) HKG

花粉症のツマが花粉のないところ(暖かいところ限定)に行きたいというので、検討したのは沖縄と香港。沖縄は秋に出張で行く予定なので、今回は香港へ行くことに。時間を有効に使おうと思うと午前便で行くことになるけど、成田便はとっくに満席だったので、羽田便で行くことに。羽田の方が便利だと思うんだけど、なんで成田から埋まるんだろうか・・・しかし、国際線で9時発だと羽田でも6時には家を出ないといけないので、結構しんどい。休みって疲れるためにあるんだろうか・・・

4時間のフライトなので値段優先で今回はエコノミー。ANAのエコノミーは久しぶりだけど、音楽も映画も自分の好きな番組を最初から見ることができるので、エンターテインメントに関しては画面の大きさ以外はビジネスと全く同じ。悪くない。

新曲ではなく、つい懐メロに行ってしまうところがオヤジくさい。チェッカーズと19が混在するというのもなかなかカオスなプログラム。パラダイス銀河、懐かしい。ジャニーズ系楽曲の王道だなあ。

映画も音楽もなんかプログラムに見覚えあるのが多いなあと思ったら、先月乗ったばかりじゃないか orz

機内食は和食と洋食の2種類。まずは洋食

洋食の前菜にスモークサーモン。

メインはハンバーグドリア。

サラダっぽいものが付け合わせに付く。

もちろんデザートも。

味は結構いい(デザート以外)。ファミレスクオリティは確実にある。コスト削減で機内食のクオリティが下がりまくる中、ANAの日本発便のエコノミーの機内食は相変わらずいい。

そして和食。

驚くべきことにサイドディッシュもデザートも全部違う。ずいぶん機内食食べてきたけど、これは初めて。普通は洋食か和食かメインだけ選べてそれ以外は全く同じなのに・・・

メインはエビ釜飯。(お釜じゃないけど)

サイドディッシュはいなり寿司、そうめん、卵豆腐、ひじきの煮物。デザートは栗どら焼き。

ワインは赤白どちらも南仏産。ちょっと甘めで万人受けする味。ガラス瓶に見えるけど、PETボトル。

そんなこんなで定時より少し遅れて無事到着。そしていつも通り長い入国審査を経て電車で市内に到着しました。香港の空港と市内を結ぶ鉄道は乗り心地良くて速くてかなりいけてます。他の選択肢はあり得ないと思います。

 

新しいプレミアムモルツ

サントリーといえば誰もが知ってる洋酒業界の最大手。その王者の長年の夢がビールメーカーとしても一流になること。ウイスキーを初めとする洋酒類で上がる莫大な利益をビールに投資しまくって大量のCMをうち、販促品を大量に配りまくった。我が家にあるモルツのグラスの数といったらもう・・・。普通の上場企業だったら株主から文句が来そうなことをやっていたわけですが、それでも結局売り上げはたいして上がらず、じり貧のサッポロのおかげで最下位は脱出できたものの、結局ぱっとせず。そんな中、サントリーから初めて生まれたヒット商品がプレモル。エビスと並んでプレミアムビールの代表銘柄に(ビール業界下位2社の製品というのが面白いね)。

プレモルの人気の秘密は他のビールとは明らかに違う味わい。麦汁のリッチな味わいと華やかなホップの香り。他の大手国産商品とは明確な差別化がされており、普通のビールとの差額を出す気にさせる味わいになっている。そこに莫大な販促・宣伝費をプレモルに集中させ、さらに悪名高き(笑)モンドセレクション最高金賞をアピール。味とイメージ戦略の両方でファンを獲得した。

そんな人気のプレモルがここへ来てなぜかフルモデルチェンジ。

どう変わったかというと、

発売以来私のTLに流れてきたのはおおむね似たような感想。かなりわかりやすい味の変化だったようです。人気商品がここまで明確に味を変えてくるのは珍しいんじゃないかなあ。

味はどう変わったかというと、特徴だった麦汁のリッチな味わいと華やかなホップの香りがどちらも結構弱くなった印象。そのせいで苦みが引き立つようになったと思われる。プレモルのファンはこのリッチな味わいと華やかなの香りが好きだったわけで、これを弱めたらファンが怒るのは当たり前というか…

この分析にはかなり同意。人気商品にはなったけど、もう一段の飛躍のためにプレモルが好きじゃない層、つまり強すぎるフレーバーが気に入らない人たちのために味を変えてきたというのは、かなりあり得る。

あと、これだけ風味が強いとビール単体で飲むにはおいしいけど、和食を初めとした料理と合わせにくいというのもあって、食中酒として考えたときのバランスで風味を弱めるということもあるかも。飲食店に売り込みに行ったときに店側からそういうコメントが出る可能性はあるからね。

あとは「飲み飽きない味」を目指したため、というのもありそう。味わいがリッチすぎるとまったりした印象で飲み飽きる懸念はあるので、苦みをきかせてすっきりさせることで飽きが来にくいというのは考えられるかな。他にも、最近のビール好きの人の間では結構苦めのクラフトビールとかがはやっているので、そういう流れもあるのかも。私も普段はインディアンペールエール(IPA)を飲むことが多いので、新しいプレモルくらいの苦みだと特に苦いビールという印象には全然ならないんですけどね。

メーカーの側は大幅モデルチェンジの時は既存ファンに嫌われないか相当気を遣ってるはずなんだけど、今回はどうなんだろう。売り上げと消費者の声には敏感なはずなので、不満がある場合にはお客様窓口とかに熱いお手紙とか書くと良いんじゃないかなあと思ったり。ちなみに缶ビールの場合、グラスに注ぐと味が変わるので、おいしく感じるようになるかもしれませんね。