今度のホテルは朝食が別料金のプランだったので、とりあえず近くのパン屋へ。
ブリオッシュとパンのショコラとカフェラテ。ポップなテーブルと椅子もなかなか良い。
いやあ、パンはどれも美味しかったですよ。フランスを旅していて良いのは朝食のパンがどこも美味しいこと。文化とか好みの差もあるんでしょうけど、日本でも美味しいパンがどこででも食べられると良いのですが。
コートダジュール(紺碧海岸)というと、真っ青な海が有名だけれど、その海岸線はほとんどが急な岩山。平地はほとんどない。その岩山の斜面とかに集落ができており、鷲の巣とよばれている。その中世の面影を残した村が観光地化している。今日はその中でも一番有名なエズの村に行くことに。ニース中心部からトラムとバスを乗り継いで(それでもたった100円)およそ30分の小旅行。
バスはぐんぐん山を登ってあっという間に海は遙か彼方。
目的地到着。正面に見える岩山がエズの村。あとは徒歩で登っていく。
壁の穴から何が見えるのかな?「おじさんには見せてあげないわよ」
途中にはリモージュボックスとよばれる陶器の小物を売る店があったり、なかなか楽しい散策です。
迷路のように入り組んだ上り坂を登った先には Château Eza というホテルがある。
お、レストランがあるのか。
ミシュランの星が付いてるじゃないか。かろうじて空席があるようだ。よし入ってみるか。
なかなか良い雰囲気。
こんな山の中で真っ当なレストランに入ってしまうとはw
アミューズはにんじんとウズラの卵。かわいらしい。
前菜はスイカのガスパチョ。なかなか斬新な発想。
メインはエビとポレンタ。香辛料や柑橘類がアクセントになって普通に美味しかったですね。
デザートはピーチのソルベ、イチゴのソース。
角砂糖じゃなくて半球砂糖。
エスプレッソもうまい。結構店によって味に違いあるんだよね。
最後はプティフル。
レストランからの眺め。こんな景色見ながらミシュランの星付きフレンチとか非日常的すぎる。
というわけで、食事すんだらさっさとバスに乗ってニースに戻って適当に町中を散歩。夕食は観光客向けのレストラン街で適当な店に入ってみた。そしていかにも観光客向けメニューを頼んでみた。
日本でもおなじみ、ニース風サラダ。あんまり好きなメニューじゃないけど、これはそこそこ美味しいな。普通に美味しい感じ。
看板メニューのムール貝のワイン蒸しにフライドポテトと来ればもちろん飲み物は生ビール。が、このムール貝がくせ者。大々的に宣伝してるくせに、身は今まで見たこともないくらい小さく、さらにぼろぼろに破壊されているのが多い。これは明らかに冷凍物だろ?ベルギーやパリで食べたものとは全然違うよ。とは言っても味付けは悪くないので、下にたまった汁をパンに付けて食べるとかなりうまい。身は出汁ガラなのか?と思うほど。その点では以前ノルウェーやスウェーデンで食べたのよりはずっとマシかな。きっと今はシーズンではないのでしょう。(じゃあなんでオススメメニューなんだよ・・・