OM-D E-M5

OM-Dを使い始めてずいぶん経ちましたので感想など(注:意見には個人差があります)。使用感はおおよそ事前に予想したとおり。あるいはそれ以上に良かったかも。シャッターを切ればとりあえず撮れてるという安心感があります。凡庸な撮影者の腕をカバーする魔法機能があるわけではありませんが、手ぶれなどの失敗はほとんどありません。南仏旅行に持って行きましたが、強烈な日差しの海岸から真っ暗な教会、レストランでの料理の接写までおおよそ失敗なく撮れたような気がします。これは高性能な手ぶれ補正に加え、いままで弱かったセンサーができの良いものに変わったことが大きいと思います。また、AFがかなり速くなり、いままでのミラーレスやコンデジのようにじらされることがなくなったのも大きな進歩です。メーカー宣伝文句の機能はほぼ看板通りだと思いました。

キットレンズの M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ は24-100mm相当なので必要な焦点距離はほぼカバーされている上に、マクロに切り替える事もできるので、旅行に1本だけレンズを持って行くというときには本当に重宝します。旅行中のスナップを手軽に撮りたいという用途にはベストの組み合わせだと思います。

 

総じて気に入っているという上で、撮影時の使用感についていくつか気になるところを。(筆者の技量の問題、使い方が間違っている、勘違い、世間知らずなどに由来する記述がありましたら、ひとり静かに嘲笑するのではなく、やんわりとご指摘ください。反省します。)

・本体がやっぱりでかい。カバンから出し入れするときに軍艦部のピラミッド状のとんがりが邪魔。プリズム入ってるわけじゃないんだから削って欲しい。まあ、クラシカルなデザインの再現が売りなので、仕方ないんでしょうけど、ホント、邪魔です。いろいろぶつかるものだからエッジの塗装が剥げてきちゃったよ…

・おまけにキットレンズもやけに細長くてこれもカバンから出すときに引っかかる。たかが4倍ズームなのに、なんでこんなに細長いんだろうか・・・もう少しコンパクトにできるとさらに旅行向きなのに。というわけで今度から旅行の時のお散歩カバンを一回り大きいもにに変えなくちゃ。

・グリップが若干持ちにくい。グリップ部前側には一応膨らみがあってそれなりに持ちやすさは考慮されてるんだけど、やっぱり頼りない。NEX-5最高。親指固定用のゴムパーツはグリップの安定性のためにはかなり有効なんだけど、でかすぎて外見的にちょっと気になる。

・背面デザインがいまいち。特に右上の二つのボタンはかっこわるい上に押しにくい。

・電源スイッチの位置がおかしい。右手でグリップ握ったままオンオフできない。

NEX-5だとカバンに右手を突っ込んでグリップに指をかけたらそのまま親指で電源入れながらカバンから取り出すことができるので、構えたときにはもう電源が入っているという状態にできる。こういう方が便利だと思うんだけど。ただ、

電源はずっとオンでも使えるみたいです。こういう使い方なら電源ボタンの位置はどこでもいいということになりますね。予備バッテリーがないと不安になりますが。

・EVFの起動が一瞬遅い。EVFの表示自体はほとんどタイムラグを感じさせないような気がするのですが、目を近づけたときの起動が遅いので、視野が真っ暗でシャッターチャンスを逃したことが何度かありました。

・背面有機ELモニタの色再現性がいまいち。青い空を撮って背面モニタで撮れた写真を確認したら、ペンキを塗ったかのように真っ青でどうしたものかと思ったことがありましたが、画像をパソコンに移して見るとそこまでひどくはなく、どうやらモニタ自身がコントラストと彩度がきつい感じに調整されている印象です。まあ外光の影響があるので、仕方がないんだとは思いますが…

・暗いところでのAFはちょっと遅い。暗い水族館の水槽を小さな魚が高速で不規則に泳いでいる場面では、シングルAFとコンティニュアスAF両方試しましたが、ピンぼけします。合焦サインは出るのですが、実際はほとんどあいません。まあ、撮る側の腕の問題もあるのでしょうけど…

・先日の撮影会の記事でも書きましたが、逆光で暗い室内の明かりは白熱灯というちょっと過酷な場面ではAF, AE, AWBいずれも結構厳しかったです。全自動モードで撮ると自動判別で「ポートレート×逆光&鮮やか」とかの設定で撮れるらしいのですが・・・

・キットレンズ12-50mmはインナーズーム方式なので、レンズの外見から今の焦点距離を知ることができないので、今どれくらいの焦点距離になっているのか実際にファインダに画像が出てくるまでわからない。これって一瞬の問題だけど操作が遅れてちょっとイヤ。

まあ、これくらいの感じでしょうか。相変わらず文句が多いですか?撮れる絵の善し悪しについては好みの問題もありますし、ワタシにははっきりしたことはいえません(ぉ。観光旅行先でスナップを撮るという感覚で考えれば充分良好だと思います。そういえば先日ファームウェアのアップデータが出たようです。今度時間があるときにでも当ててみようかな…

iPhone 5

私のTL上では買うつもりの人はほぼ皆さん入手済みのiPhone 5、ワタシもね、買うつもりはあるんですよ。4Sはスキップしたので。で、買う機種も決まってるんですよ。32 GBの黒。黒ははげたのが目立ちやすいと言うけど、基本的にそういう細かいことは気にしないので無問題。で、決まらないのがSBMで継続するか、auにMNPするか。考慮すべきことは買って2年間普通に使うとして、総額でどっちがどれくらい得なのかと今後の推移も含めた通信速度とLTEのエリア。どこかにきっとまとめサイトとかあるんだけろうけど、調べるのメンドクサイ←

まあでも皆様に追随してauにするのがいいんでしょうねえ。J-フォンからずっと会社変えないで来たんだけど、ここでお別れかなあ。ちなみにツマはSBMのiPhone 4Sなんだけど、通話は1ヶ月に20秒くらいしかしないので、家族割がなくなってもつらくないと思われまする。面倒なのは数人の知り合いにメアドが変わることを通知するくらいかなぁ。

で、あとはいつ買うかなんだけど、iOSが1回マイナーアップデートしたあたりがいいんですかね。予約しなくても量販店で買えるようになったらという手もあるけど、実は4Sの時にそう考えて結局買うタイミング逃しちゃったので注意が必要。問題の地図は当分変わらないっぽいし、Google Mapアプリも当分出なさそうなので、しばらくはMap FanかGoogle Map Webあたりを使い分けていくんですかね。

さて、あと何か懸念事項はあるかな…

閉じない窓

一ヶ月に一度くらいしか乗ってもらえない我が家のかわいそうなプジョー206。先日、バッテリー充電のための慣らし運転でちょっと裏山まで往復して、別宅駐車場にクルマを止めた。エアコンつけずに窓を開けながら運転していたので、エンジン切る前に窓を閉じようとスイッチを入れたものの、後部座席の2枚だけ微動だにしない。うんともすんとも言わない。欧州車にありがちないわゆる窓落ちではなく、そもそもパワーウインドウに電気が流れていない感じ。これはコントローラーの故障だなあ。修理かなあと暗い気持ちに。

とは言ってももう夜だし、今からだるま王国内で修理工場を探すのもめんどくさい。かといってこのまま放置して猛烈な夕立とかに打たれたら大変なことになるし・・・ということで、その日は帰京する金曜日だったので、電車ではなく急遽クルマで帰ることに。いやあクルマの方が1時間くらい早く帰れて、その点ではやっぱり良いですね。ただ、後部座席とはいえ窓が開いてると高速はうるさいですけど・・・

で、屋根付きの本宅駐車場にクルマを止めて帰宅。Twitterでつぶやいてみると心強いアドバイス。

なるほどヒューズかと思い、翌朝、取説を取りに駐車場へ。クルマに乗り込んで取説を読む。もしかしたら取説読むの初めてかも(ぉ。なるほど、こんなところにヒューズボックスがあるのか。と読み進めていると「チャイルドロック」なる文字が。そんな機能が付いていたのか。知らなかったぞ。と思い、ハンドルの影になって見えないそのスイッチを見ると・・・

一番左、オンになってるじゃないか・・・誰だこんなところ押したのは!(きっとこびとさんだと思う

というわけで、故障でも何でもなく、すべてが正常に作動した結果であることが判明しました。その節はお騒がせいたしました・・・Orz 

 

MacBook Air 13

MacPro に続いて、職場のサブマシンを MacBook Air 13インチに買い換えた。これまでノートPCとしては VAIO Z をメインに使っていて、何不自由なく今でも現役なんだけど、iCloud を中心にした操作の一貫性というか利便性がやはり魅力だったのと、VAIO Z はちょっと大きくて重かったので…

どこでもMy Mac はやはり便利で、どこにいても職場や自宅のデータを引き出してこれるし、画面共有もできるので、ホントに便利。どこでも仕事し放題(ホ ン ト か ? あとうちの職場、どうやらIPアドレス打ち込んでのvncはブロックされてるみたいなのに、どこでもMy Mac の画面共有は通るんですよね(謎。それに普段使っているデスクトップと同じOSならいつもと同じメールソフト使って同じ操作で作業ができるのは気が楽ですよね。で、かわいそうな Z さまはどうしても windows が必要なときとかに利用されていくような気がします。複雑なパワポとか Mac で開くとレイアウトが崩れるやつとか未だにあるし、Mac非対応のハードウェアもありますからね・・・

MBA13 にした理由は、それほど処理の重いことはやらないので、Pro じゃなくて Air のほうが薄くて軽くていいかなと思ったのと、13 なら SDカードスロットが付いていて電池の持ちも良いから。今のところノート型Mac のベストチョイスじゃないかと思っています。

MacPro 同様最初の作業は環境移行。今回は予備のサブマシンである旧式MacBook Air 11インチからデータを吸い出して新型に移行させました。これならデータは大して入っていないけど、各種環境設定だけはされているので、移行元にするのにちょうど良かったんですよ。有線LAN でつないで小一時間。何のトラブルもなく作業は終了。あっけないものですね。

そして無事再起動。さくさく動くけど、まあもともと旧型MacBook Air でもさくさく動いていたので、新機種になった実感は薄いかな。負荷の重くない作業が本当にさくさく動くという MacBook Air の性質は本当にすばらしいと思います。他ではちょっと味わえない気がします。

てな感じでのんきに作業していたのもここまで。新型で Safari をクリックしたところ、起動せずにそのまま予期せず終了。やばい、Safari 使えない。他にブラウザが入っていないので、このままだと web が見られないという恐ろしい事態。他にパソコンがなかったら他のブラウザのダウンロードもできないわけで、どうにもならない。幸い、職場のメインマシンがあるので、それでいろいろ調査開始。

初期設定全部捨ててもダメ、アクセス権の修復をかけてもダメ、Safari を再インストールしようと思ったけど、最近のバージョンから OS に組み込まれちゃってSafari 単体でのインストーラーが落ちてないのでそれもできない。というわけで仕方なく OS の上書き再インストール。が、やっぱり改善されない。もしや、過去の資産を切り捨てて新規インストールしないといけないのかなと悩みながらその日の作業は終了。

翌日、クマデジさんのアドバイス

に従って作業。だめだ、改善しない・・・ネットの過去事例とか見てもできそうなことは全部やったのにダメだ。全消去でクリーンインストールしないといけないのかなと思った瞬間、ふと気がついた。移行元の旧機種はつい最近出たばかりの Safari 6 がインストールされている。一方、新機種の出荷時にはまだ 6 は出ていなかったので、新機種には一つ古いバージョンが入っていた。旧機種からの移行で Safari は旧機種に入っていた新しいバージョンがコピーされずに新機種が本来持っていた古いバージョンそのままだったのだ。

それが原因かと思って、ソフトウェアアップデートや web 上で Safari 6 を探してみるものの何度やってもソフトウェアアップデートに Safari 6 は出てこず、web にもインストーラーは落ちていなかった。Safari 6 ってもうどうやっても単体で入れられないんですね。万事休す。

というわけで、仕方なく OS を最新の Mountain Lion に上書きアップグレード。最近買った機種なら無料だからね。小一時間かけてアップデート終了。いやあ、直りましたよ。普通に Safari が起動するようになった。いやあ、久しぶりに焦ったなあ。

まあ何はともあれ、普通に使えるようになったので、しばらくは慣らし運転で使っていきたいと思います。

普段AC側のケーブル全く使ってないので、よくわからないのですが、プラグ形状変わったんですかね。

老体の引退

5年くらい使ってきた職場のメインマシン、初代MacProのご機嫌が悪くなって久しいので、買い換えることにした。性能的にはiMacあたりでちょうど良いんだろうけど、今使っているEIZOの24インチモニタが気に入っているのとiMacの液晶があまり好きではないので、結局チョイスはMacPro。MacMiniでも普段の仕事はできないわけじゃないけど、何かやろうとするとちょっと非力だよね。iMacくらいの性能があれば考えたんだけど…

MacProって一番進化が少ない機種だから、買い換えてもあんまり実感わかない感じ。普段やってる作業はあまりCPUのパワーを必要としないから、実感として高速化を感じることってあんまりなさそう。せっかく買い換えるのにそれじゃあつまらないから、今回は起動ディスクをSSDにして、データだけHDDに入れることに。これできっとMacBook Airに負けないはず(笑

というわけで、ずいぶん前に納品されていたんだけど、8月に入ってようやく作業する時間が取れるようになったので、ようやく作業開始。新しいパソコンを買うと最初にめんどくさいのが環境設定とアプリの再インストールと過去データの移行。でも、Macの場合はLANやFireWireなどの有線で新旧二台のMacをつなげてApple純正移行アシスタントアプリをちょこっと設定すればあとは全部自動でやってくれるので、とても便利。メールをはじめOSやアプリの各種設定もそのまま移行されるし、いろいろ今まで通りに使えるので助かります。むしろ新機種に買い換えた実感がわかないということが問題だったりして。

ただ問題なのは、古いMacが抱える積年の不具合も一緒に移行してしまうことが多いので、トラブルの原因になりやすいんですよね。ワタシの職場のメインマシンはもう15年近くデータを引き継いでいるので、きっと良くないことになっているんでしょうねえ。だけど、使っているアプリの中にはもうインストールディスクが見当たらないものもあるし、過去は捨てきれないんですよね…

というわけで、今回やったことは旧機種からHDDを引っこ抜いて新機種の空いてるスロットに差し直す。で、初回起動時に移行アシスタントアプリの指示通り旧式マシンのHDDを移行元にして新型マシンにコピーするだけ。ああ、すごく簡単。これで15年くらい引き継がれている各種データだけでなく、細かい不具合もまた新機種に移植されました orz

起動してみるとだいたい元通り使えていて、速度は迅速。不具合は引きずってる感じもするけど、マシンの処理速度とSSDが速いので全く気にならない感じ。実に快適。と思ったら外部からのやりとりに問題がある感じ。Winからアクセスしてもつながらない。設定はいろいろいじってるんだけど、ダメだなあ。そのうち何とかしなくっちゃ。(っていいながらどうにもならないうちに早一ヶ月 orz

ともあれ、デスクワークはずいぶん快適になりました。何年くらい使うのかな…

新旧見分けが付く人は相当マニアです。(こういう構図でシンメトリーじゃない写真ってすごく気持ち悪いですね orz

古い方どうするかなあ。重しにしかならない気がするんだけど。新しいHDD買って、OSから完全新規インストールして職場に置いておいたら誰か使うかなあ。

ニース (AF7715) パリ (NH206) 成田

ニースから乗るのは小さめのエアバス機。かなり久しぶりのエールフランス。普段スターアライアンスしか乗らないからなあ。

天井の至る所、荷物入れなどから大量の煙が!火事か?というわけではなく加湿のための湯気なんだけど、久しぶりに見たな。でもこんなに加湿したら結露して機体が錆びそうだ。というわけで離陸。窓際の席が取れた。けど、窓汚いんだよね。日本の航空会社に比べて欧米の航空会社は概して窓が汚かったり傷だらけだったり。その辺の気遣いがやっぱり違うんだよね。

乗ってる間中ずっと曇ってた。ちょっと残念。

 

パリのシャルルドゴール空港で乗り換え。ターミナルの移動を伴う結構めんどくさい乗換え。ここでの乗換えはちょっとやだなあ。次からは考えよう・・・

ターミナルの移動はトラムで。でも、このトラム駅に行くまでも結構歩くんだよね。乗換え便のターミナルに着いてからも結構歩かされるし。しかも、以前は待ち時間なく出国できたのに、今回は韓国行きの便とかも同じ時間にあるみたいで、ものすごく長い行列で待たされた。もういやだ。

 

でも、CDGの古いターミナルって数十年前の近未来的イメージで作られてるので、ちょっと雰囲気があったりするんだよね。こういうところは好きなんだけど。これは中央ビルから各ゲートに向かう動く歩道。結構距離があって高低差もあるので、ちょっと楽しい。そして搭乗。

 

ああ、さらばパリ。パリも観光したかったなあ。

 

最近、ビジネスクラスは個室っぽさを出す傾向なので、隣席の人の顔を見ることはできませんし、画面も見えなくなっています。新婚旅行には向かないですね。

 

シャンパンに合わせておつまみ盛り合わせ。

 

和前菜盛り合わせ

 

夏野菜の揚げ浸し

 

スモークサーモンのサラダポン酢ジュレ

 

和食メインはスズキの酒蒸し。皮も骨もないから食べやすい。ガイジンさん向けかな(笑

 

デザートはバニラアイスとフランボワーズのソルベ

で、しばし就寝。で、目が覚めると

到着前の朝食セット

 

焼き魚と卵焼きとか食べると日本人に戻る気がしますね。

というわけで無事帰国しました。

 

全体を通しての感想は、ほとんどの食事は美味かった。海がすごくキレイだった。特にマルセイユ近郊の海は最高。でも、死ぬほど暑かった(例年よりも暑かったっぽい)。今までも南仏とかイタリアとかギリシャとか行きたいと思っていたんだけど、夏は暑いからということで敬遠していたんだけど、今回は日本よりは涼しいはずと思って出かけたんだけど、玉砕しました。日差しの強さが半端ないです。さらに日本やアジアと違って冷房ががんがんに効いているところがとても少ないので、身体を休める場所がないんですよね。観光で南仏に行くなら真夏は避ける、真夏に行くなら海水浴に専念するという感じが良いのではないでしょうか。あ、パックツアーならばあんまり歩かないし、移動の観光バスが涼しいし、添乗員さんが気を遣ってくれるので、その方が良いかもしれませんね。

 

ニース市内観光

南仏滞在最終日はニースの市内観光。

宿泊したホテル。目の前の大通りがニースで一番有名な大通り Promenade des Anglais(英国人の遊歩道)。通りの反対側は歩道とビーチが広がる。

 

パラソルがあるところが有料ビーチ、ないのが公共ビーチ。朝から夜までたくさんの人が泳いだり日光浴したり。海岸の東端に高台があって、上までエレベーターで上ってみる。

 

見ろ、人がg (ry

山側を見ると旧市街の赤い屋根がよく見える。この展望台がニースの一番の観光スポットだな。

 

エレベーターで下まで降りた後、旧市街のアンティーク位置を散歩。

アンティークというか、がらくたというか、古くさいものがたくさん売られています。買う気にはならないけど、見るのは楽しいですね。

その後、適当に旧市街をふらふら。

肉屋の店頭にて。子ブタの丸焼きかと思ったら、そうじゃなくて中身全部くりぬいてパテとかいろいろ詰め込んだテリーヌというかソーセージの一種というか・・・

旧市街の貴族の邸宅ラスカリ宮を見物。

上階は古楽器博物館になっていた。

 

旧市街はずれのレストランで昼食。ランチメニューから、

知ってるレシピとちょっと違う感じだけど、サルティンボッカ。

イカの地中海風炒め物。欧州にてイカとタコを制覇。

上にメレンゲをのせたレモンタルト。

帰国してたまたまこの写真を整理していた時に、

って言うから、美味しかったよって返事したら

って、怒られちゃった。違うらしい・・・

 

夕食後はほんのちょっとトラムに乗って繁華街へ。

ううむ、現地の魅力がいまいち伝わらない。構図が悪いんだな…

 

http://www.flickr.com/photos/argentum_vivum/7844033508/in/set-72157631207116986/

寿司屋の看板と看板猫。

という感じで観光終了。ホテルに戻って荷物持ってバスで空港へ。

 

モナコ(後編)

昼食後は旧市街に移動して旧市街モナコヴィルへ。まずは海洋博物館&水族館。

こんな感じで海に関わる展示があるんだけど、

 

これ、海、関係ないだろう。っていうか、なにこれ?(笑

そして水族館。水族館先進国の日本から見ればまあ普通かなという感じ。だけど、水温を低く保つためか館内が冷房されているので、居心地はいい。

水族館って暗いし、魚が不規則に高速に泳ぐから写真撮るの難しいね…

 

南仏のあらゆる観光地にある観光トロッコバス、モナコにもいた。坂が多い町では特に便利だよね。私は冷房の効いている普通のバスの方が好き。断然安いし。

 

続いて歩いてモナコ大聖堂へ移動。

グレース・ケリーのお墓がある。

 

大聖堂の近くにモナコ一番の見所の一つ大公宮殿があったんだけど、予習が足りてなくてスルー(泣。バスでモンテカルロ地区へ移動。

 

カジノ・ド・モンテカルロ。中は当然撮影禁止。無料で入れるところまで見てきましたが、ルーレットやカードゲームだけでなく、スロットマシンもあってアメリカのカジノと変わらないですね。

 

こちらは隣接する Hotel de Paris。豪華ですね。というか、高いんだろうなあということしか思いつかない。

 

少し周囲を散策していると、ん?この赤白は・・・

ローズヘアピンですね。取りあえずモナコGP関連スポットも一箇所見たし、帰りますか。

なんか、この日に限ったことじゃないんだけど、夜まで滞在してもいいかなと思って毎日出かけるんだけど、実際は暑くて疲労感がはんぱないので、夕方になるとホテルに戻っちゃうんだよね。冷房の効いてるところがすごく少なくて、カフェで休もうと思ってもどこも屋外テラスなので暑くて全然休まらないし。日本を含めアジアはどこでも冷房ガンガンで大変すばらしい・・・

 

で、ニースに戻ってホテルで少し休憩したあと南仏最後の夕食へ。

 

夕暮れの海岸。これでもう夜8時頃なんだけど。

向かったお店はニース港に面した Les Pêcheurs。オーダー前に本日のオススメの鮮魚とか見せに来るくらいのやる気のあるシーフードレストラン。入店したときは空席が目立っていたけれど、程なく満席になった。人気店のようだ。しかし、フランス人はホントに夕食の時間が遅いな…

 

前菜はガスパチョ。手前の白っぽいのは泡状にしたオリーブオイル、中央のボソボソとした黄色いのはマスタードのアイスクリーム、飾りはスターフルーツ。やっぱりガスパチョは美味しいですね。暑い時期の前菜はこれが一番ですね。

 

もう一つの前菜は魚のスープ。オーソドックスにクルトン、ニンニクのかけら、ルイユ、チーズがセットになっている。見た目じゃわからないけど、濃厚なうまみで美味。スープはおかわりができる。

 

メインはマテ貝のソテーをのせたシーフードのリゾット。マテ貝はちょっと見た目がグロテスクだけど、リゾットは美味しゅうございました。

 

もう一つのメインはタコ飯(ぉ。小さめに切ったタコを軽く煮込んで軟らかくしたもの。ご飯によく合う。

 

デザートはアイスクリームと

 

パンナコッタのマンゴーソース。

どれも美味しかったですね。店の雰囲気も活気がある感じでとてもよい店でした。他にも食べてみたいメニューがずいぶんあったので、また行きたいところですが、もうニースには一生行かないだろうなあw

 

モナコ(前編)

本日の小旅行先はモナコ。F1やってるわけじゃないし、カジノで大勝負に出てスッカラカンになってもしょうがないので、実はあまり見るところがないモナコ・・・ニースからは電車でそれほど時間がかからない距離なんだけど、電車自体はイタリア方面行きなので、満員の大混雑だった。まあ、往復ともギリギリ座れたんだけど。

モナコの鉄道駅は山をくり抜いた地下にある。なかなかかっこいいよね。

 

まず最初に訪れたのは熱帯植物園。アジアで熱帯植物園というと熱帯雨林風で蘭の花とかが咲いてそうなイメージだけど、ここは基本的にサボテンしかない。なんだそりゃ。場所は高台の結構高いところに入口があり、斜面を下りながら見学する感じ。でも、出口は入口のところにしかないので、下りた分また登らないといけないので、結構疲れる。ただ、高台にあるので、景色は本当にいい。モナコを一望できる。その点ではオススメスポット。

 

左手がカジノや高級ホテルなどが集まる繁華街。中央がヨットハーバー、右側に旧市街が見えます。

 

カジノの集まるモンテカルロ地区。

 

こっちが旧市街。

 

中はまあこんな感じ。あんまりメリハリ、ないです。

 

この熱帯植物園、一番下に鍾乳洞の入口があります。1時間に1回、フランス語の解説付きのおよそ40分のツアーで見学可能。というわけで、中に入ってみました。だって、涼しいんですよ!外は東京にも負けない灼熱の太陽、中は一年中10度台なのでまさにオアシス。

結構深くまで階段で下りていくとそれなりに広い空間。真っ当な鍾乳洞。そしてなによりも涼しいのがいい。でも寒くはないね。日本の鍾乳洞はもっと寒いよな(沖縄を除く)。

しかし、

照明当てすぎのせいか藻類が生えていたり、

折れてる鍾乳石も多くて状態としてはイマイチかな。日本の有名な鍾乳洞の方が満足度は高そう。まあとにかく涼しいのが最大の魅力(笑。でも、見学が終わったあと鍾乳洞の底から入口まで登って、さらに灼熱のなか出口まで登るというのは拷問だな。出口までエレベーターが欲しい…

ちなみに園内には小さな先史人類学博物館もあって

クロマニヨン人に会える。まあそれだけかな・・・

 

というわけでバスに乗ってヨットハーバーのあたりに移動。

車窓から見える何気ない建物もなかなかステキ。

そしてアルム広場到着。

午前中は朝市が開かれてていたようだ。

 

建物はどこも上品で、昨日まで見てきた村とは全然違うね。

 

お、ヨットハーバーの目の前にプールがあるのか。大賑わいだね。

というわけで、地ビールを出すブラッスリーがあったので、そこで昼食。

白ビールとピルスナー。いや、もうね、これだけ暑いとビールが美味くて美味くて。

 

パンピザという感じだけど、巨大ブルスケッタだそうで。

 

ニース風サラダ。どっちもまあ美味しかったですよ。そんなことよりも暑いときのビールはたまらないですね。

というわけで酔っ払ったのでしばし休憩して後半に続く。

 

ヴァンス

Venceは交通量も多い、それなりににぎやかな街。

でもすぐ裏に岩山が迫っているのが見え、山間の町であることがよくわかる。

お昼になったので観光前に取りあえず昼食。ちょっと行ってみたかった店があったんだけど、運悪く貸し切りパーティーやっていたので、仕方なく旧市街の観光客向けのレストランへ。観光客向け以外の店って夏休みシーズンは休みだったり夜のみ営業だったり、閉まってることが多いんだよね。

ワイン取ったら、ワインクーラーがビニール袋だった。斬新(笑

頼んだのはブイヤベース(そこそこ普通に美味かった)と

ええっと、これ何だっけ、多分ナスとパプリカか何かが入ってる気がするんだけど、忘れた。

そしてデザートはアイス盛り合わせ。

というわけで、まあ、普通に美味しいですけど、普通でした(笑

 

Venceの旧市街もやっぱり高台のようになっており、中は古い町並みが保存されていてそれなりに観光地化されているけど、さびれた山村的な感じはかなり薄め。

小ぶりだけど教会もあって、中に飾られているモザイク画はシャガールの作品。

 

そして旧市街から少し離れたところにあるのがマティスが晩年に作ったロザリオ礼拝堂。

残念ながら内部は撮影禁止、とても小ぶりで簡素な作り。真っ白な壁に線画で簡素に描かれた宗教画、そして明るい青と黄色のステンドグラスが綺麗でした。

というわけでVenceの観光も終了。バスでニースに戻る。

夕食はホテルのメインダイニングへ。

アウトドアなので気持ちがいい。明るいけどもう夜7時とか8時なんだよね。

炭酸水は見たことないのが出てきた。

前菜は白身魚のタルタル。ハーブ類とレモンがいいアクセントになっていて美味。

定番前菜の生ハムメロンを頼んだら、ゴルフボール大のメロンとスイカが出てきた。かなりしっかり甘い。そして生ハムもイタリアよりはスペインに近い雰囲気の、しっかりした風味の強いタイプ。これは見た目だけでなく味でも大正解。

メインの肉料理は食べ応えのあるステーキ。そして、

魚料理はエビを取ってみました。どっちも美味でした。

というわけで、本日も無事終了。太るわー。