ステーキを食べに、ちょっとアメリカまで。

肉をがっつり食べたくなる時ってありますよね。そういうときはやっぱりステーキが一番だと思うのですが、この年になると霜降り和牛のステーキは脂がくどくて、美味しく食べられるのは初めの2,3切れという感じなのです。(脂を落としながら食べる焼き肉なんかはもちろん霜降り肉がベストですが

というわけでここ数年は美味い米国牛に興味が移っています。個人的にはアメリカの高級ステーキ屋で食べるニューヨークストリップとかがお気に入り。とはいえ、日本でそういう肉を出す店はそれほど多くないんですよね。昨今の熟成肉ブームで、よい米国牛肉を出すステーキ屋は増えてきましたが、まだまだ少数派です。そんな中、以前から目をつけていたステーキ屋さんで、「2人以上でコース料理を頼むと1人無料」という企画を発見したので、ツマと行ってきました。

神谷町駅から飯倉交差点を右折し、ロシア大使館手前のおまわりさんが立っている角から路地を入る。ちょっと進んだ右手にそのお店はあります。


東京アメリカンクラブ。

アメリカ企業の日本支社長など、東京にいるお金持ちアメリカ人とその友人のための社交クラブ。ウワサによると、数百万円の入会金に加えて安くない年会費がかかり、メンバー2名の紹介がないと入れないという、我々庶民には無縁の場所。上階の体育館とおぼしきところで、お坊ちゃまがお遊びになってますね。

こんなところ、一生来ることはないと思っていたのですが、ステーキ屋さんだけは一般人でも入れるのです。今回の割引キャンペーンもそうですが、一般からの集客にも力を入れているようで。

入り口にたどり着くと、いかにもっていう雰囲気の巨大な黒人男性が話しかけてくる。

「よう、小僧。何しに来た?」

見下ろしながら話しかけられているので、こう言われているような気がして仕方ない(笑

レストランを予約してあると言うと、建物の中に案内される。


スポーツバー的なところを横目で見つつ、カードキーがないと開かない自動ドアを通り抜けてエレベーターへ。


目的階に到着。オシャレだ。青く光る棚には膨大な数のワイン。アジア系の女性の案内で席に着く。


モダンでありながら重厚な感じ。しかし、室内はかなり暗い。夜景を見るために暗くしてるんでしょうかね。三田方面が見えるんだけど、派手な夜景じゃないので、見てもそれほどうれしいわけじゃないんだけど、まあ、食事は夜景を見ながらの方がいいんですかね。


天井もオシャレ。


メニューはiPad。今回はコースは決まっていたので、メインの肉を決める。メニューは英語しかないのかと思わせておいて、下の方にスクロールすると日本語も出て来ます。


コースはシャンパンからスタート。


パンはブリオッシュに黒い塩。オシャレというよりはちょっと引いちゃうなあ(笑


マッシュルームのポタージュ。美味。マッシュルームの香りがすごく立っていて、ぜひ家でも作ってみたい逸品。


海老のソテーをクスクスにのせたもの。ソースの味付けが凝っていて美味しい。ステーキ屋ではあるけれど、こういう料理も美味しいというのがいいじゃないか。


サラダもオシャレ。色が悪いのは真っ暗な写真を無理矢理増感したからです。すいません。


ステーキ前に好きな色のナイフを選ぶ。こういう細かい心遣いがいいね。


ワインはどれも美味しいんだけど、一杯あたりの量がかなり少なめ。そして値段は恐ろしいほど高い…


テンダーロイン。要するにヒレステーキ。ツマは気に入っていたが、ちょっとあっさりしすぎかなと思う。食べていくうちに飽きてきそうな感じ。


こちらはニューヨークストリップ(ショートロイン)。微妙に脂ののった感じが美味。個人的には一番味のバランスがいいと思うんですよね。


ロゼ色に絶妙に焼かれたミディアムレア。美味しゅうございました。


デザートはニンジンが植えてある植木鉢という想定。ニンジン部分はキャロットケーキ、土の部分はチョコレートクランチで下はレアチーズケーキ。じょうろの中にはクリームソース。甘すぎないので、日本人でも食べられますが、まあ基本的にはアメリカ人が好きそうな味。


お客さんを見渡すと日本人だけのテーブルは少なく、外国人と日本人、外国人だけのテーブルが大半でした。お店の人も大半が外国人ですが、日本人の人もいました。あと、聞いてないので確かではないのですが、外国の方も少し日本語ができる人がいるんじゃないかという気がします。

味は思ったよりもよかったと思います。特にステーキ以外も美味しかったのが予想外でした。ワインも美味しいのですが、グラスワインが結構高いわりに量が少なく、かなり割高に感じました。ワインの値段はまあ非会員価格なのでそもそも割高というのもありますが、支払総額を考えるとコースひとり分無料でちょうどいい感じ。普通の金額ではちょっと再訪はないなあと感じました。まあでも、わりと特別な体験ですので、ネタとして一度くらい行ってみてもいいのではないでしょうか。


上海蟹を食べました。

この時期になるとほぼ毎年、上海蟹を食べに行きます。値段ほどの価値があるのか?とか、そんなに美味いか?とか、いろいろご意見もあるかと思いますが、まあ、季節のものなので。養殖環境の悪化のため、汚染物質まみれで身体に悪いという噂もありますが、年に一度食べるくらいなら死なないですよね(笑

さて、上海蟹は身が少なくて殻が固いので食べるのが大変なのですが、このお店は殻から出してくれるので親切。食べやすいので行くならここと決めています。去年の記事はこちら。SEL50F18で写真撮ってますね。今年はSEL35F18です。

さて、この店、ミシュランの星をとっちゃったりして高級感出しまくりで、二胡の生演奏とかがあったりするのですが、ツマがこの生演奏が嫌いだというのです。「近くにこの店のディフュージョンがあるらしいじゃない。ちょっとおしゃれっぽいし、一度そっちに行ってみたい」というので、今年はちょっと安い方のお店にしてしまいました。私は一年近く前に一度ランチに行ったことがありますが、奥様にはナイショです!(笑

こぢんまりとしていながらもちょっとおしゃれな入口を入るとエレベーターで3階へ。2階は元倉庫だったので天井が高い広々した空間が若者向けにおしゃれに内装されているのですが、3階は天井が低く落ちついた雰囲気。


ついたてとかあってわずかに個室感があります。まあ、声とか筒抜けですけど。


天井の照明も一応凝ってたり、


床のタイルもおしゃれだったり、それなりに考えられていますね。でも雰囲気は2階と全然違うなあ。


まずは前菜5種盛り。中華の前菜、特に焼き物が好きなんですよね。


そしていきなりメインイベント、上海蟹の紹興酒漬け。webで見たメニューでは半身だったのですが、変更があったようで一杯丸々出てきました。超美味いです。今日はこれを食べに来たと言ってもいい。濃厚な生の蟹味噌と甘みの強い紹興酒だれの味わいが絶妙。オススメです。


フカヒレと白菜のスープ。濃厚でうまみが強い。姿煮ではなくスープにすることでコストダウンですね。でも充分美味しいです。


次は北京ダック!


脂がじゅわっとしみ出て美味しいんですよね…見せに来たダックは半身だったのですが、出てくる北京ダックは一人一本。残りはいずこへ?(笑


そしてメインディッシュ、雄の上海蟹の姿蒸し。これを自分で解体するのは大変なのですが、このお店でもお店の人が解体してくれます。


一番の御馳走、蟹味噌。濃厚すぎず食べやすくてよかったですね。時期の違いとか個体差なのかもしれませんが、本家よりも一回り小さく、蟹味噌が少なかった気がします。この辺が向こうとの値段の違いなんですかね。でも、これくらいの方が食べやすくていいんじゃないかなあと思いました。


残った身は蟹味噌などと合わせて調理して持ってきました。これも美味しかった。花巻付き。


蟹は身体が冷えるので、生姜湯が必須です。


牛肉のしゃぶしゃぶ、中華風ソース。


豆苗の炒め物。スーパーで売ってる豆苗とは全然違いますね。


しめは蟹肉入りチャーハン。


デザートはマンゴープリンと思わせてマンゴーの冷たいスープでした。


ティーポットにステッチ模様が入っていたりするあたり、カジュアルを意識しているんですかね。

味は全体的にとても美味しく、本家に引けをとらない気がします。蟹のシーズン以外にもまた来てみたいなあと思った夕食でした。


八重山そば

<前の記事>

沖縄と言えば沖縄そばが有名ですが、石垣・竹富には八重山そばというのがあります。基本的には沖縄そばと同じなのですが、紅ショウガは入れずに、そのかわりピィヤーシ、ヒバーチ、ピパーツなどと呼ばれる独特の香辛料を入れて食べます。


竹富の名店、竹乃子。昼時は行列必至。


泡盛に島唐辛子をつけ込んだものも定番の調味料ですが、激辛です。


これが八重山そば。具に細切れの豚肉がのっています。


ソーキそばもあるよ。


帰京日、石垣島の離島ターミナル近くの居酒屋にて昼食


昼ビールってうまいよね。そして独自の調味料類。


ソーキそば。


こっちはゴーヤチャンプルー。私の知ってるゴーヤチャンプルーとはなんか雰囲気が違って、ゴーヤの入った肉野菜炒めという感じでした。

今回、3つの店で八重山そばを食べたのですが、決してまずいわけではないのですが、いまいちピンと来ないというか、いままで沖縄本島で数回食べたものがいかに美味しい沖縄そばだったのかと思い知らされた感じでした。


次回でこのシリーズは最終回です。


星のや竹富島の食事

<前の記事>

星のや竹富島にはレストランはメインダイニングひとつしかありません。

まずは夕食をご紹介。夕食はフレンチのコース1種類しかありません。


食前酒はやっぱりスパークリングワインですよね。


確かめてないけど、パンも自家製なんでしょうねえ。


バター代わりにオリーブオイルが出るのはイタリアンでは当たり前ですが、バルサミコが1滴落としてあるとちょっと印象が変わりますね。


アミューズはみやぶたのパルマンティエ。まあ、ひとくちコロッケです。


ひと皿目、竹富島名物の車エビと島ニンジンのバロティーヌ。小ぶりだけどプリッとした海老が美味しかったですね。


黒紫米の焼きリゾットとフォアグラのポワレ。皿に散らばっているのは、ちんすこうのかけら。


トマトのクリアガスパチョ。バジルの風味を効かせた透明なトマトのエキスの冷製スープ。底に沈んでいるのはトマトのピューレを固めたもの。途中でこれを崩してスープに溶かすと味が変わるという趣向。


魚料理のメインはグルクンのポワレ、ショウガの風味。


肉料理のメインは島胡椒風味の石垣産黒毛和牛のロースト。メニューに「石垣牛」と書いていないんだけど、石垣牛の基準を満たさないのかなあ…


デザート一品目。島カボチャのティラミス。まあ、カボチャのピューレですねw


メインのデザートは八重山産フレッシュマンゴーとはごろも牧場の山羊ミルクアイス。


最後にプティフルとコーヒー。

お料理はひとくちサイズの小ぶりなものばかりで、その分皿数を多くしてあります。大食漢な男性には不向きですが、変化に富んでいて見た目も綺麗で、女性にはとても喜ばれる内容だったのではないかと思います。どのお皿も美味しかったです。


落ち着いた、雰囲気のよい夕食だったのではないでしょうか。


朝食も同じレストランです。

メニューは2種類。琉球朝食とフルーツ朝食。

まずは琉球朝食からご紹介。


マンゴーと島ニンジン、オレンジのジュース。ジュースは日替わりで3種類から選べます。おかわりも可能。


これが朝食セット。


サワラの塩麹焼き。


海ぶどうの寒天寄せ。


トマトとヘチマの煮浸し。


メインは島豆腐の豚肉巻きと各種野菜の蒸し物。


続いてこっちがフルーツ朝食。


八重山の完熟フルーツ盛り合わせ。パイナップルとマンゴーが特に美味しかったですね。


長命草のパンケーキ。


紫芋のポタージュ。


こんな感じの風景を眺めながらの朝食。朝感があふれてますね。天気がよければテラスで食べることもできます。

食事はメインダイニングだけでなく、ルームサービスで食べることもできます。特に連泊する場合、夕食に2日続けてコース料理食べる気はしないですよね。そういう場合はルームサービスがよいでしょう。私は集落で食事をしたので、結局ルームサービスは利用しませんでしたが。


次に続く


石垣牛、そしてペンギン食堂

<前の記事>

石垣島で食べるものといえば、何といっても石垣牛。他のブランド和牛と何が違うのかといわれてもよくわからないけど(笑、とにかく石垣島の主要生産物ですから、行ったからには食べないと。奇しくもこの日は8月29日。焼き肉の日じゃないですか。ということで、焼き肉屋さんへ。


きたうち牧場 浜崎本店。千葉ロッテの人がキャンプ中に来るお店のようですね。


特選石垣牛のタン厚切り。


特上肉盛り合わせの一部分。まあ、赤い写真ばかり載せてもアレですから(笑


ほら、早く食べないと。写真撮ってる場合じゃないから!


このあたりは車エビの養殖でも有名です。殻が薄いので焼いたら殻のまま食べられます。


締めは石焼きビビンバ。

現地だからといって、ものすごく安いかというとそれほどでもないわけですが、東京で食べるよりはリーズナブルに、とても美味しくいただきました。


他に有名なものはというと、石垣島ラー油というものがありまして、それを作っているのが辺銀(ペンギン)食堂。なぜだか知らないけど、映画化されてしまうほどの有名店。ラー油は有名ですが、食堂がどんな食堂なのかはあまり知られていません。カジュアルな中華風カフェなんですよね。


昼食は事前予約しないとは入れないことが多いですが、この日はちょっと待ったら入れました。


調味料の中に名物のラー油が。島唐辛子の他に各種香辛料がブレンドされています。唐辛子以外だと中国山椒の風味が一番強いかなあ。


ここの名物はジャージャンすば。いわゆるジャージャー麺ですね。


もずくスープや水餃子などの小鉢がついたセットがランチのメイン。


山椒のきいた麻婆丼も美味しい。

普通に美味しかったのですが、なぜ石垣島まで来て大陸中華なのか?という疑問が(笑。まあ、予約したり並んでまで行かなくてもいいと思いますが、長期滞在で沖縄っぽい食べ物に飽きたら訪れてもよいのではないでしょうか。ああ、そうそう。名物のラー油は、ツマが800円もするなんて!と言うので買いませんでした(笑


次の記事に続く。


大阪、お好み焼きの旅

先週、大阪に行ってきました。大阪は案外行く機会が少なく、市内に宿泊するのはこれが3回目。梅田以南に滞在したのは初めてでした。日本の大都市はどこでもそれなりに土地勘があって、迷子になることはないのですが、大阪だけは駅名を聞いてもどこなのか全然わかりません。今回は上本町に宿泊したのですが、それなりに賑やかな繁華街なのに、そういう駅があることすら今回行くまで知りませんでした。

さて、行きの新幹線の楽しみは車内で食べる駅弁。東京駅はあらゆる種類の駅弁が売られていて楽しいですよね。グランスタ、ノースコートやセントラルストリートの弁当屋、それから大丸の地下にもいろいろな弁当がありますよね。どれにするのか考えてるときが一番楽しいのかもしれません。

で、選んだのは、

東京の老舗が作った東京弁当。


新幹線中央改札の正面で売ってる一番オーソドックスな弁当(笑

奇をてらっていない、正統派が食べたかったんですよね。どのおかずも期待したとおりの味がするので安心して食べられます。唯一の難点は値段で、1,000円くらいまで値段が下がればオススメの弁当になるのですが、現実はその1.5倍なので・・・ それにしても弁当食べながらビールが飲めないとつらいですね。


さて、大阪ってどこに行けばいいんですかね。名所って道頓堀しか思いつきません。

このポーズで記念写真撮ってる人がいたら写真撮ろうと思ったのに、全く見当たらず。中国人観光客と客引きのお姉さん多すぎ。うざい。


いかにも大阪って感じだ(書いてあるからね


くいだおれ太郎にも会えたよ。いまだに大人気でした。


路地があると写真撮りたくなるのはなぜなんだぜ?


道頓堀川。ちょっと離れるだけで人通りが全くなくなるんですね。

さて、大阪の名物ってなんですかね。やっぱ、お好み焼きですよね。というわけで、有名店ではない、普通のお好み焼き屋さんに入ってみました。

このメニューの感じ、いいですよねえ。馬鹿うま、グルメの味、セレブ・・・


オーソドックスにミックス焼きとネギ焼きっぽい何かを頼んでみました。ソースの味って男のコだよな…

別の日の夕食。普通のお好み焼きではなく、せち焼きにチャレンジしてみました。せち焼きは一言で言えば卵で固めた焼きそば。今まで食べたことありませんでした。

作り方は、まず焼きそば焼いて

ソースで味付けしたら生卵落として

よく混ぜてから形にまとめて

ソースとマヨネーズと鰹節と青のり散らしてできあがり。

上だけじゃなくて中の麺までしっかり味がついてるから味が濃いので、ビールがすすむというか、のどが渇くというか・・・

この店は他にも普通のお好み焼きや広島焼きなんかもあって、意外に広島焼きを頼んでいるお客さんが多かったですね。


翌日のお昼。洋食系の店に入って今日はお好み焼きじゃないぞと思ったら、お好み焼き風オムライス頼んじゃいました(笑

写真撮っていませんが、それ以外にもお好み焼きを2回、あとたこ焼きも堪能しました。なんか1年分に相当するくらい食べた感じ(笑。というわけで、ソース味を満喫した大阪滞在でした。次回はもう少し真っ当なものを食べたいと思います(笑


ハト派の集い


代表者近影


先日、横浜中華街まで鳩を食べにいってきました。中華街は先月も来た気がします。どんだけ中華好きなのでしょうか。しかし、職場から中華街の遠いことといったらもう・・・とはいえ湘南新宿ラインができたおかげで、乗換え1回で横浜までつくというのはすごいことですよね。中華街にたどり着くには、いままでは石川町から歩いたものですが、いまは近くに駅ができたので便利になりましたよね(いつの話だw


元町・中華街駅。そういえばこの駅に来るの今回が始めてですね。


お店の予約時間まで少し時間があったので、山下公園をふらふら。ベンチはすべてカップルで埋め尽くされ、歩いているのもカップルばかり。この暑いのに手をつないだり腕組んでるのは合理的な判断とは思えない。こいつら暑さを感じないのか?と男ひとりで愚痴っていてもしょうがないので、中華街へ。


この門を見ると中華街に来たっていう気持ちになりますよね。


本日のお店。メインストリートからちょっと脇道に入ったこぢんまりしたお店です。


まずは前菜3種盛り。クラゲと叉焼と蒸し鶏。どのお店に行ってもだいたいこれ頼んでますね。すぐ出てくるし、ビールに合いますよね。


上海蟹焼売。焼売は焼いてないのになんで焼くっていう字が入るの?


水餃子。ピリ辛の醤をつけて食べるのもまたよし。


そしてメインの鳩。よく揚がってます。身が少ないです。鶏よりも肉の味はずっと濃厚ですね。うん、分かったって感じ(笑

というわけで上司Kを中心に、なにか強い物足りなさを感じ、思い切って頼んだのがこちら。

上海蟹の紹興酒漬け。晩秋が旬の上海蟹がなぜ?と思ったのですが、この店ではもう上海蟹があるようです。旬ではないので、身の入りとか味噌の入り具合が全然なので、メインの蒸し蟹はメニューになく、珍味である紹興酒漬けのみがメニューにありました。

紹興酒漬けは私が上海蟹料理の中で一番好きなメニューなので、意外な出会いを満喫できました。味付けはいつも行く店よりもやや甘みが控えめでまさにオトナの味でした。頼んでよかったなあ(鳩の会から蟹の会にすっかり変わっていましたw


締めは混ぜそばとレタスチャーハン(写真忘れた)


お店の味としてはまあ普通に美味しかったのではないでしょうか。中華街らしかったような気がします。この店にまた行くかといわれたらよくわかりませんが、鳩の2回戦はないなというのが共通の見解だったのではないでしょうか(笑


仙台、食べ物編

仙台といえば牛タン。なぜか知らないけど、牛タン焼きに麦飯にテールスープ。添えられる漬け物まで同じ。元祖の太助のほか、東京にまで支店がある有名チェーン店もいくつかあって、どこに行っていいかよくわからない。でも、私の中では一度は行く店というのが決まっている。市内中心部、Apple Store のはす向かいのビルの地下にある「閣」。この店、何がいいかというと、


タンのたたきがある。これがうまいのだ。


ビールとお通しのタンの角煮。


そしてこれが名物のたんたたき。ちょっとピリ辛の味付けでお気に入り。ビールが進む。


タン焼きも普通に美味しい。


もちろん、テールスープ付き。


今回はそれ以外に地元の友人と駅近くの路地裏にある怪しげな店にも行ってみました。


かなり怪しい雰囲気。細い階段を上って2階に。


味はまあ普通でした(笑。普通に美味しかったですけど、次は行かないかな?


仙台で牛タン以外の名物というと寿司だと思うのですが、今回は寿司を食べる機会はなく、函館に引き続き海鮮丼ばかりでした。


仙台市内の海鮮割烹でランチ。ウニイクラ系ではなく、これならばヘルシー(笑


塩釜港の海鮮料理屋にて。ウニイクラマグロ丼。


ちなみに店のメニューはこんな感じ。つまみにいろいろとって一杯やるのにも良さそうなお店ですね。


という感じでした。肉と魚のバランスがいい食生活でしたね!

函館、食べ物編

前記事に続いて、いつも不人気の食べ物編。

ホテルのすぐ裏が朝市なので、朝食はホテルではなく、朝市に行きました。


co1さんに店を特定されるくらいの有名店、きくよ食堂。


ウニ、イクラ、ホタテの元祖巴丼。美味しかったです。この日以降、私へのコメント欄は「痛風になってしまえ」で埋め尽くされることに。


翌朝は別のお店で海鮮丼。カニとシャケが加わりました。


生ものばかりじゃアレなので、ハラス焼き定食。左手前の白いのはイカそうめん。


続いて、初日の夕食。

道産のホンモノのししゃも。オスならば庶民の口にも入るぞ(笑


刺身盛り合わせ。どれも美味でした。


季節はずれだけど生牡蠣。


そして最終日の昼食。

いけすからイカを取り出しまして、


さっきまで泳いでいたイカ刺し。函館とか福岡じゃないとなかなか食べられないですよね。


そして刺身盛り合わせ。


ホタテも焼いてみたいなんかして。


というような滞在でした。肉好きの皆様にはあんまり魅力的じゃないかもしれませんが、私はかなり満足しました。函館、また行きたいなあ。でも今後仕事で行く可能性はほぼゼロだし、もう当分行かないだろうなあ…


Restaurant La table au japon

この日のお昼はco1さんオススメのフレンチ Restaurant La table au japon へ。

@roku17 ちなみにごはんのおすすめは [1]福松(教えたくない) [2]La table au japon(五条) [3]ブション(安い) [4]はしたて(京都駅、便利) [5]ブラン・ピエール(丸太町) [7]エフィッシュ(五条のカフェ) [8]イカリヤ食堂(四条)です。

— co1 (@co1) February 18, 2013

関東人にとって、京都は京料理、おばんざい、湯豆腐、湯葉と生麩、にしん蕎麦、棒鱈などとにかく和食の街というイメージ。これまで京都では和食以外食べたことありませんでした。でも、地元の人は普通にいろいろな料理を食べているわけで、これだけ大きな街ですから、確かにおいしい西洋料理店があってもおかしくないわけで。

場所は京都を代表する繁華街、四条河原町から南に数分下ったところで、交通の便が極端に悪いわけではないんだけど、まわりに観光施設がないので、観光客は滅多に通らない場所。

 

古い家の2階というか屋根裏を改装して作ったお店。おいしい料理が出てくるとはちょっと思いにくい外観。知らなかったら絶対に入らないお店だなあ。左脇の狭い階段を上っていくと、頭を天井の梁にぶつけそうになる空間が待ち受けている。

 

狭いけれどの雰囲気はよく、とても落ち着ける空間。外から見たのではわからない、こぎれいなレストラン。ランチメニューはデザートとコーヒーまでついて2,100円と3,780円の2種類。今回は滅多に来ないので奮発して高い方。

 

仔鴨とフォアグラのバロティーヌ

 

丹波鶏、フォアグラ、ハモンセラーノのテリーヌ

 

十穀米、ジロール茸、松の実を詰めた大山鶏のロースト

 

オッソブッコのブレゼ

 

八角風味のクレームブリュレ

 

イチゴづくしのプティポ

 

食後のエスプレッソまで含めてとてもおいしいお食事でした。グランメゾンのように高額な食材をふんだんに使った料理とも違いますし、また逆に安価なビストロ料理とも違って一品一品にとても気を配って料理されていることがわかります。その料理が本来持つべき味というだけでなく、必ず香辛料やハーブなど、なんらかのアクセントが効いており、食べていて驚きがある、あるいはうれしくなる料理の連続でした。前菜からデザートまで、食べた6皿(2人分を2人でシェアしたのでw)すべてが本当においしかった。また行きたい、というか、もし生活圏にあったら毎週でも通いたくなる、そんな料理でした。

お店は私と同世代と思われるご夫婦が、ご主人がキッチン、奥様がフロアをそれぞれ担当する形で営まれています。少しお話をお伺いするチャンスがあったのですが、京都ではなく東側の出身というのがちょっと意外でした。最後はお二人そろって外まで出てお見送りしてくださいました。本当にお二人の優しさと気遣い、丁寧さがあふれるお店でした。ぜひ繁盛して欲しいなあと思います。